【今日から始める「メルカリ」講座③】現金化ってどうするの?売れない商品はどうすればいい?

■売上金が1万円を超えてから申請しないと損

メルカリでは、取引が完了すると販売利益が売上金としてアカウントに反映されます。この売上金は、振込申請を行うことで、指定した口座に振り込まれる仕組みです。ただし、この申請にはいくつかの注意点があります。

▲「メニューを開き」、「売上・振込申請」をタップする(写真左)。「現在の売上」が確認できる(写真右)

ひとつ目は、売上金には「3か月以内」という振込申請期限があることです。売上金は期限が早いものから消費されます。万が一期限を過ぎた場合は、登録済みの銀行口座に自動的に振り込まれます。この”自動的に振り込まれる”というのが、便利なようでいて問題があるのです。

それがふたつ目の注意点でもある、振込手数料です。売上残高が211円以上であれば振込申請できますが、1万円未満で申請すると1件につき210円の振込手数料が発生します。たとえば、売上残高が1000円しかないのに申請すると、実際には790円しか振り込まれないのです。これはどう考えても損! そうならないためにも、3か月以内に売上金を1万円以上にするのが得策です。

3つ目の注意点は、振込スケジュールです。振込申請の締切日は毎週月曜日となっており、実際に振り込まれるのは、申請締切日から数えて4営業日目となっています。たとえば、6月26〜30日の間に申請すると、土日を省いた営業日なので、7月6日にしか振り込まれないのです。

少しでも早く振込を希望するなら、「お急ぎ振込」というサービスもあります。これは、通常の手数料プラス200円がかかるサービスで、営業日0時00分~営業日8時59分に振込申請を完了した場合、翌営業日に振り込まれます。ただし、このサービスはアプリでの申請のみとなっています。

 

■売上をポイントにして商品購入に使える

売上金は現金化するだけでなく、一旦ポイント化して、そのポイントをメルカリでの商品購入時の代金に充てることが可能です。1万円に満たない売上金しかなく、申請期限が近付いているときはポイントにして買い物に使うといいでしょう。

1ポイント1円で利用できるようになっており、売上金の一部だけをポイントにすることもできます。ポイントの有効期限は購入から1年間なので、ポイント化した分は忘れないように使い切りましょう。

 

■アイテムが売れないときは再掲載を

アイテムを出品してもなかなか売れないことがあります。もしかすると、出品時間が良くないのかもしれません。

平日でよく売れるのは22時頃。ちょうど自宅でくつろぐ人が多い時間帯ですね。主婦向けならお昼前後、社会人向けなら21時前後、アニメやゲーム関連のものなら深夜といったように、買い手の生活リズムを想像するといいでしょう。とはいえ、人気のアイテムは時間に関係なく売れるので、これはあくまでも目安。

▲メニューを開き、「出品した商品」→「出品中」で出品を取り下げたい商品を選択。「商品の編集」をタップする(写真左)。編集画面で「この商品を削除する」をタップ(写真右)

出品して2〜3日しても売れないなら、一度出品を削除して、再度出品し直すといいでしょう。こうすることで、メルカリの商品一覧で商品が上位に出てくるようになります。それでも買い手がつかない場合は、商品の値下げを検討しましょう。

ちなみに、メルカリでは商品に「いいね!」が付けられます。購入検討者が商品にいいね!を付けると、コメントが付いたときや値下げされたときなどに通知が届くようになるので、そこで値下げすると買い手が付くかもしれません。

また、メルカリではコメント欄で値下げを求めて来る人がかなり多くいます。最初の頃は値下げに応じる必要はないと思いますが、1週間経っても売れないのであれば、値下げを提示して来たユーザーに応じてもいいかもしれません。

最終手段として、メルカリ以外の場所で売るというのも有効な手段です。ラクマ、ヤフオク、もしくは不用品買取ショップなど、手放す方法はいくらでもあります。ただし、その労力をかける意味があるかどうかはなかなか難しいところです。

メルカリはあくまでも個人と個人のやり取りです。お互いに気持ちよく取引ができるよう、こまめにメッセージを送ったり、商品を丁寧に梱包したりといった気遣いを心がけましょう。

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(取材・文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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