「ワックス」と「グリース」の違いは固さだって知ってました?

05_MG_7860「この油と合成樹脂の2種類を、さらに形状を連想しやすい一般名称で細分化しているんです。油が主成分のもので言えば、クルマの半練りワックスのように硬めのものを<ワックス>、潤滑剤のグリースに近い半個体のものを<グリース>と呼んでいます」

なお、固形のポマードは例外。明治時代に海外から伝わったもので、名称もそのままとなっているそうです。

「ポマードは液状のひまし油とワックス成分の木蝋を混ぜて固めています。ワックスやグリースは油に水を加えており、それらの含有率などで硬さを調整し、髪型をホールドしやすかったり、軟らかくて伸びが良いなどの特性をコントロールしているんですよ。おなじく合成樹脂を含んだもので、スプレー缶で霧状に噴射するものを<スプレー>、泡状で出てくるものを<フォーム>、透明の練り状を<ジェル>と呼んでいます」

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上がポマードで、下がグリース。どちらも油を主成分としながらも、ひと目で粘度の違いが分かります。ちなみにポマードは、かつてリンゴを原料としていたことからラテン語でリンゴを意味するポムム(POMUM)が語源となったそうです

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