ボディカラーどうしよう?少々悩んでイエローに決定!【達人のプラモ術<ポルシェ911 GT3 RS(992)>】

【達人のプラモ術】
タミヤ
「1/24 ポルシェ911 GT3 RS(992)」
02/06

さて発売間近(12月7日発売予定)の「ポルシェ911 GT3 RS(992)」製作第2回! 前回はキットの詳細を紹介しましたが、いよいよ製作スタートです! まずはボディの塗装。今回も缶スプレーを使ったボディ塗装のコツを紹介していきます。(全6回の2回目/1回目

長谷川迷人|東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTube
モデルアート公式チャンネル」
などでもレビューを配信中。

 

■まずはボディの塗装から

ふと思い出してみると、当連載「達人のプラモ術」では以前、「1/20 ポルシェ935マルティーニ」も製作しているんですよね。タミヤはポルシェのキットが充実していることもありますが、達人がポルシェ好きというのも今回のチョイスの理由です。先ごろ開催されたタミヤフェアでは実車も展示されたこともあり、大いに注目を集めていました。

さて、タミヤ最新のカーモデルとなる「ポルシェ911 GT3 RS(992)」(※以下911GT3 RS)は、塗り分けが必要なパーツをすべて別パーツ化したことで、ボディ塗装の際のマスキング作業を大幅に軽減しています。

今回も、製作はまずボディの塗装からスタート。

以前にも説明していますが、ボディは塗装後の乾燥に時間がかかります。なので初めにボディを塗装して、乾燥させている間にシャシーや足回り、インテリアといった部分製作していきます(今回は缶スプレーを使ってボディを塗装しているので最低でも24時間以上は乾燥に時間をおく必要があります)。

先にボディの塗装を済ませることで、後々の工程で塗装の乾燥待ちをなくして、製作の効率化が図れるというワケです。もちろんインストの通りに製作を進めてキットの魅力を堪能するのもアリです。

▲タミヤフェア会場に展示されてた911GT3 RSの実車。ちなみに実車でのホワイトボディはスペシャルカラー(他にシルバーとグレーがある)で、赤と黒がスタンダードカラーとなる

▲タミヤフェアで展示されていた無塗装で組まれたボディ。黒い部分とクリアパーツはすべて別パーツ化されている

 

■ボディカラーに悩む

ボックスアートはホワイトの911GT3 RSが描かれており、タミヤフェアで展示されていた実車もホワイトでした。

キットではスペシャルカラーのホワイトに加えて、スタンダードカラーのレッド、ブラックを選ぶことができます。

イメージ的にはやはりホワイトという印象が強いのですが、911系のポルシェといったらやっぱり赤なのか?(オジサン世代にはわかる山口百恵『プレイバック part 2』)と悩みつつ、シルバーも捨てがたくあるけれど、模型なんだからここは自由なカラーで塗りたい。ということで、ボディカラーはイエローに決定しました。

ちなみにポルシェジャパンのWebサイトを見たら『スポーツカーが纏う色には、然るべき意味がある。どの色ひとつとっても、車の性格を強調する固有の役目があるからだ』と説得力ありまくりの解説されており、例えば911タルガのイエローは『太陽と光を表現する黄色。黄色は楽観主義、人生の喜びを表す暖かい色だ』なのだそうです。

▲完成サンプルのボディはタミヤ缶スプレー「LP43パールホワイト」が指定色となっている

▲ボディカラー赤は「LP-46ピュアーメタリックレッド」が指定色となる

 

【次ページ】下地で変わるイエロー塗装

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