格安SIMへの乗り換え前に知っておきたい5つの落とし穴

スマホを使っていると「ネットにつながらない」「アップデートできない」など、予期せぬトラブルに遭遇することがあります。設定や使い方に原因がある場合もあるでしょうが、その原因自体が自分では分からなかったりします。端末に問題があるのか、それともネットワーク側に問題があるのかの判断もつかないものです。

そんなときに力になってくれるのが「お客様センター」「お客様サポート」といった窓口です。大手キャリアの場合は、電話をかけると、ていねいに対処方法を教えてくれます。また、近くにドコモショップ、auショップなどのキャリアショップがあれば、そこに出向いて対面で相談することもできます。

MVNOにもユーザー向けの相談窓口があり、ウェブと電話での対応が一般的です。しかし、ほとんどのMVNOはサポートのために、さほど多くの人員を充てていません。ウェブから質問しても、返事が届くのが遅かったり、電話をかけてもなかなかつながらず……ということがありがちです。楽天モバイルやU-NEXTなど、直営店を構える事業者もありますが、店舗数はまだ少ないのが現状です。

MVNOがセット販売するスマホを買った場合を除き、スマホ本体で問題が発生した場合は、スマホのメーカーに問い合わせる必要が生じます。

SIMフリースマホにも1年間のメーカー保証が付く。故障時に連絡するコールセンターの電話番号なども確認しておこう。

SIMフリースマホにも1年間のメーカー保証が付く。故障時に連絡するコールセンターの電話番号なども確認しておこう。

筆者は幸いなことに、SIMフリースマホで致命的な不具合に遭遇したことがありませんが、端末メーカーの修理対応が遅いことに不満を漏らしていた友人は複数います。キャリアは回線と端末をセットで提供するビジネスなので、故障・修理時には代替機を貸してもらえますが、SIMフリースマホのメーカーの対応はまちまちです。代替機を借りられず、スマホを使えない期間が長引いても、MVNOの毎月の利用料は払い続けなくてはなりません。

また、大手キャリアで購入したスマホのSIMロックを解除して使っていた場合、端末メーカーに修理対応の義務はないので、故障時にどこにも修理を依頼できなくなる可能性があるので注意が必要です。

 

【注意2】意外と高い各種手数料

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