欧州に挑むトヨタ・オーリス、その野心的な中身

ACミランの本田圭佑選手やドルトムントの香川真司選手がゴールを決め、アシストするのを見ると鳥肌が立つことがあります。日本人選手がフットボールの本場欧州で通用するどころか活躍する姿は、見ていて本当に気持ちがいい。そういう気持ちの良さにシンクロするのが新しいトヨタ「オーリス」の存在感。

オーリスはコンパクトカーの本場欧州で闘うために開発された、超戦略的ハッチバック。欧州のコンパクトハッチというのは手強く、例えば代表格であるフォルクスワーゲン「ゴルフ」にしても、走りはドッシリしているし、ボディもシッカリ。エンジンのダウンサイジングにいち早く着手しながら、排気量が1.2リッターしかないモデルでもターボを上手に活用してトルクフル。それでいながら燃費もいいのですから、もうスキがないくらい良くできています。

そんな難敵に真っ向から勝負を挑むオーリスは、マイナーチェンジで1.2L直噴ターボエンジンを搭載した最上級グレード120Tを設定。いよいよダウンサイジングのトレンドをキャッチアップ。このエンジンは、最大トルクを1500〜4000回転という幅広い領域で発生させるもので、“Super CVT-i”の賢い無段変速も手伝って、スイスイと気持ち良い走りを実現してくれるはず。

そして、衝突回避支援パッケージ“Toyota Safety Sense C”を、120Tや、6速マニュアル仕様のスポーティグレード=RSに標準装備。レーザーレーダーとカメラを活用し、前方の障害物を検知すると警報を出してブレーキングを促します。それでもブレーキを踏まないと、自動的にブレーキをかけて衝突回避を支援してくれるのです。これがあれば、実際に発生している追突事故の80%以上に対応できるのだとか。

さらには、カメラによって走行車線の白線や黄線を認識し、車線からはみ出す可能性を検知した場合に警報を出すレーンディパーチャーアラート。同じくカメラによって対向車のヘッドランプや先行車のテールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えるオートマチックハイビームも、このパッケージには含まれています。

中身が進化しただけではなく、内外装もブラッシュアップされた新オーリス。世界的な活躍を期待してしまうのは当然ですが、故郷の日本でもひと花咲かせそうなほど野心的な内容となっています。これは期待しましょう!

トヨタ
オーリス120T
259万37円

(文/ブンタ)