スマホを入れてもわずか20mm!“厚い革”から生まれた超薄財布

革を薄く漉いてしまえば、薄い財布を簡単に作れますが、薄い革は耐久性が劣り、革本来の風合いも損なわれます。上質な革を元厚のまま使いつつ、薄い財布はできないかと試行錯誤を重ねて作られたのが「《単(ひとえ)》長財布」です。

厚さ約2mmの革を使い、中にめいっぱい物を収納しても20mmたらずという驚きの薄さのヒミツは、革の重ね方にありました。一般的な長財布の革・生地の重なりは10枚以上になりますが、《単》長財布ではたった4枚しか革を重ねません。これは、コインとカードを収納できる財布の中でも最小レベルなのだとか。

さらに内容物が重ならないようスペースを設計することで、紙幣6枚、コイン10枚、カード5枚、iPhone XS Max、カギ2本を入れた状態でたった20mmという厚さを実現したのです。

薄くても使いやすいよう、あらゆるところに工夫が詰まっています。まず最大40枚ほど入るコインポケットは、深すぎず浅すぎず、大きく開いてコインをスムーズに取り出すことのできるつくりに。

コインポケットの下部には小さなマルチポケットを備えており、カギやお守り、錠剤など小物を収納できます。

カード収納部は、革や生地を最小限にするため一か所に集約。まとめてたっぷり12枚程度のカードを収納できます。財布の内部は留め具やフタが一切ないオープンなシンプル構造なので、ファスナーを開くワンアクションで中のものを取り出せて使いやすさバツグン。ファスナーを閉じればコインがこぼれる心配もありません。

また、一般的な長財布より長さが10~20mm短いのでズボンのポケットにも収まりがよく、片方の端部を綴じているために引っかかりが少ないので、ポケットへの出し入れもスムーズ。

ファスナーは、耐久性が高く、使い込むほど動きが滑らかになるYKKの最上級ファスナー「エクセラ」を採用しています。国内の熟練の革職人がひとつひとつ丁寧に仕立てた、MADE IN JAPANの品質です。

そして特筆すべきは、使用している革。最も美しく丈夫で最高級と言われる北欧産の成牛のベンズ(胴)を自然の樹木のタンニンでなめし、じっくりとオイルを染み込ませたエルバマット・レザーを採用。オイルケアは不要で、使い込むごとに増していく風合いを楽しめます。

環境保護に配慮して100%植物由来のなめし剤を使用するテンペスティ社の革は、金属アレルギーの人も安心して使えます。

このたび新たに加わった「Business Collection」は、エルバマットの銀面を起毛させ、ベルベットのように滑らかな手触りの「Texas」シリーズを採用。マットな墨のような黒の「Texas Nero」、深いダークオリーブの「Texas Giungla」、使い込むことでダークブラウンが濃くなる「Texas Bruciato」、もっとも自然なカラーの「Texas Cammello」の4色をラインナップしています。

この「Business Collection」は、日経が運営するクラウドファンディングサイト、未来ショッピングにてプロジェクトを展開中で、すでに多額の支援金を集めている模様。12月25日現在、1個1万3770円より支援受付中です。

>> 未来ショッピングプロジェクト「Business Collection」

 


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(文/&GP編集部)

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