セルフレームの眼鏡は“フレンチ”がアツい!

「MAX PITTION(マックス・ピティオン)」は、南ジュラにあるオヨナという小さな町で1921年に生まれた老舗アイウェアブランド。1960〜70年代にはオリジナルとともに、数々の名ブランドのOEM生産も手掛け、栄華を極めた。創業者のマックス・ピティオンは2009年に逝去したが、著名なミュージシャンでありヴィンテージ・アイウェアのコレクターであるジョン・メイヤーが権利を譲り受け、復刻を決意。数々のアイウェアを手掛けてきたタミーオガラとタッグを組み、当時のデザインを現代的な素材(環境に配慮したタキロン社のアセテート樹脂)で蘇らせた。パーツ、製造はすべて日本で行っており、ジュラと鯖江の日仏の産地の強みを融合させた逸品、とも言えるだろう。

2015年の新作は、やや細みのフレームが特徴の「MAESTRO(マエストロ)」。ワイルドさと上品さが絶妙なバランスで同居する、ありそうでなかったデザインが魅力的な1本だ。同ブランドを象徴する「POLITICIAN(ポリティシャン)」をはじめとした既存の4型にも、骨のような質感の「ボーン」、シックな雰囲気の「スモーキーササ」、ブルー×ブラックのべっこう柄の新色3色が加わった。価格は眼鏡、サングラスともに、すべて4万2140円。

MAX PITTION
問:TheLight Co.Ltd.(ザライト)TEL.03-6647-2666

(文/増田海治郎)

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