同社は当初、タイヤをメインに取り扱っていたのだが、1925年にゴム底靴を発表。1930年代にはテニスシューズに加えて、バスケットボールシューズ、ヨット用シューズ、体操用シューズなど、スポーツカテゴリーのシューズを次々と発表。その名はイタリア国内だけでなく、ヨーロッパ全土で知られることとなる。1970年代〜80年代にかけては、当時のトップテニスプレーヤーのシグネチャーモデルをリリースしていた。
キャンバス素材を使ったモデルが最も知られている「2750」だが、今回リリースされるのはポリウレタン素材を使ったもの。素材自体が水に強く、アッパーからアウトソールまで一体成型で作られているため、雨の日に最適だ。
「2750」らしいキャンバスの素材感、パイピング、ステッチ、ハトメも忠実に再現されている点も嬉しい。また、素材には香料が練り込まれており、ほのかにいい香りがするのもポイント。気が滅入りがちな雨の日を、ちょっと楽しいものに変えてくれるシューズと言えそうだ。
価格は7344円。今年の梅雨はこれで乗り切れそう!?
（文／神津文人）
こうづふみひと／エディター、ライター
カルチャー誌ファッション誌、モノ誌とメンズ誌の編集部を渡り歩いてフリーランスに。現在はフィットネス関連、スニーカー関連を中心に雑誌やWebメディアで執筆中。『青トレ：青学駅伝チームのコアトレーニング＆ストレッチ』（徳間書店）にも携わった。
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