注目!2016年にブレイクしそうな「IoTグッズ」5選


1.「Chipolo」があれば鍵や財布をもう失くさない!

Chipolo
一見するとただのキーホルダーのように見えるこちらのアイテムは、ブルーグリーングループの「Chipolo」というBluetoothロケーターです。スマホとBluetoothで接続することで、専用のスマホアプリからChipoloの通知音を鳴らしたり、Chipoloからスマホの通知音を鳴らしたりできます。鍵や財布に付けるのはもちろん、ペットや子どもに身につけさせておけば、地図上で居場所を確認することも可能です。
Chipolo
カラーは全9色で、すでに同社のECサイトやFrancfranc店頭では3790円で販売されています。クラウドファンディングをもとにスロベニアで生まれた製品というだけあり、手軽に使えるのが魅力。電池は交換式で、約6カ月間交換不要です。

2.1台3役のAndroid搭載プロジェクター「Beam」がオシャレ

Beam

こちらもブルーグリーングループのブースで見つけたユニークなアイテム。「ライト」にしか見えないこのアイテム、実はAndorid 4.2を搭載したプロジェクターなんです。電球のソケットに差し込むことで、LED照明として使えるうえに、Android搭載のスマートプロジェクターとしてテーブルや壁に画面を投影できます。もちろん、スピーカーも搭載しています。

電源の供給はACアタプターやUSB電源ケーブルではなく、電球のソケットから行います。フランスのBeam Labが開発した製品で、2015年にクラウドファンディングサービス「Kickstarter」でプロジェクトを達成し、すでに支援者への供給も開始しているそうです。

日本では現在、「+Style」でクラウドファンディングを行っており(LEDライト型スマートプロジェクター「Beam」)、達成できれば2016年秋頃には発売したいとのこと。ビジネスシーンはもちろん、家族団らんのスペースにも置いてみたくなりますね。

3.浴びた紫外線を可視化できる「Violet」はパパ・ママ必見

Violet
ブルーグリーングループのブースでは「Violet」という紫外線計測ができるスマートデバイスも発見。自分が浴びている紫外線の量を可視化して、体重や肌質などから計測された”紫外線を浴びていい残り時間”がわかるのが特徴です。アルゴリズムに用いられているのはオレゴン大学の教授が導き出したデータなのだそう。

日本では紫外線量だけを気にしがちですが、アメリカでは日光浴によって体内で生成される「ビタミンD」の量も重要視されるそうで、Violetでは紫外線の照射により発生するビタミンDの量も確認できます。日焼けを気にする大人はもちろん、子どもの肌を守りたいパパやママにもオススメです。発売は2016年秋を予定。

 

4.スイッチのオン・オフが遠隔でできる「MicroBot Push」

MicroBot Push
近年はIoT化が著しい家電業界ですが、いくら便利だとはいえ、家電をイチから買い直すのはちょっと躊躇しますよね。そんな人に知ってほしいのがNARANの「MicroBot Push」です。

既存の家電製品をスマート化させる超小型ロボットで、コントロールしたい電源ボタンなどの上に両面テープで接着し、Bluetooth接続したスマホで操作するという代物。「ボタンを押す」ことしかできないので、かなりアナログな感じもしますが、1回の充電で1年間使えたり、ハブデバイスとなる「Prota」と組み合わせて使えば、外出先からも電源のオン・オフが可能です。

価格は1個7480円で、Prota1個&MicroBot Push3個のセットは2万7980円。2016年7月発売予定です。オン・オフ操作を遠隔で行いたい家電が何個あるかを考えましたが、なかなか少ないような!?

5.「Keepgo」なら複数の国を訪れる際もWi-Fiルーターは1つでOK

keepgo
海外への出張や旅行で、Wi-Fiルーターをレンタルしてインターネットを利用する人も多いかと思います。しかし、複数の国を訪れる場合、国ごとにWi-Fiルーターを借りておく必要があるので、面倒ですよね。商談で複数の国を訪れる機会が多いなら、エクスコムグローバルの「Keepgo」の導入を検討してみませんか?

このWi-Fiルーターは160以上の国と地域で通信可能。通信状況に合わせて、自動で回線を切り替えてくれるのもポイントです。バッテリーは6000mAhで、最大16時間の待受、最大10時間の使用が可能です。端末購入プランとレンタル利用プランがあり、端末代金は2万3800円。月額料金はたった980円です。レンタルの場合は、端末のレンタル代金が月額1580円かかります。2016年秋から法人向けサービスとしてスタートするのですが、いずれは個人向けサービスとしても展開予定とのこと。これさえあれば、世界中どこでもインターネットが使えます。

【番外編】ポメラ+インターネットが使える「PORTABOOK」

PORTABOOK XMC10

キングジムのブースでは、2016年2月に発売された「PORTABOOK XMC10」を発見。キングジムはこれまでにデジタルメモ「ポメラ」でファンを獲得してきましたが、やはり「メモだけでなくインターネットも使いたい」という声があったそうです。そこで登場したのが、折りたたみ式フルキーボードを搭載したこのモデル。
PORTABOOK XMC10
「スライドアークキーボード」はたたんで収納でき、18mmピッチのフルキーボードに加え、打ち心地のよい1.5mmのキーストロークを採用しています。実際にタイピングしてみたところ、かなり使いやすく、さすがポメラでキーボードの使いやすさにこだわっていただけあるなという印象です。USBやSD、さらにHDMI/VGAのフルサイズ端子を搭載するので、ビジネスシーンにもバッチリですね

「クラウドファンディング」や「IoT」などのトレンドが盛り込まれた今回の展示会。モバイル周辺機器業界は、今後ますます盛り上がりそうです!

 

(文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク

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