“クルマの買い方”に革命!テスラ モデルSの入門モデルが面白い

新たに884万1000円から手に入れられるようになったモデルS。購入を検討していた人にとって、新グレードは注目に値するのではないでしょうか。

でも、お買い得なエントリーモデルと聞くと「装備をケチったのでは?」とか「速さを犠牲にしたのでは?」と、気になる人も多いはず。

しかし、心配は無用です。

シングルモーターの後輪駆動であるモデルS 60kWhは、エントリーグレードとはいえ、航続距離は400km以上を確保。しかも、最高速度は210km/h、静止状態から100km/hまでの加速タイムは5.8秒と、パフォーマンスは十分です。いやむしろ、速いくらい!

お安くなった秘密は、1)従来のエントリーグレードと比べてバッテリー容量を小さくしたこと。2)“スーパーチャージャー”と呼ばれる超急速充電への対応をオプション化したこと。3)自動運転機能の拡張機能をオプションとしたこと、の3点。

テスラ モデルS 60kWh

そしてここからが、テスラによる“クルマの買い方革命”の真骨頂。

納車後、ユーザーが「航続距離をもっと伸ばしたい」とか「スーパーチャージャーを使いたい」とか「自動運転機能を活用したい」と思ったり、予算に余裕ができたりしたら、ソフトウェアのアップデートでそれらを愛車に実装できるのです。

例えば、専用のオンラインショップで“バッテリー容量追加”>カートに入れる>クレジットカードで決済を選ぶと、必要なソフトウェアがオンライン経由で愛車へ。あとは、モデルSのモニターパネルで「機能を追加」するだけで、愛車の高機能化が完了しします。

テスラ モデルS 60kWh

写真はテスラ「ロードスター」向けのオンラインショップ。同様に、モデルS 60kWhもオンライン経由でバッテリーなどのアップグレードが可能

“アクティブセーフティー”や“オートパイロット”といった、自動運転に関するテスラ独自のハードウェアはあらかじめ装備されているので、こちらも、ソフトウェアの拡張機能を実装するだけで利用可能に。

まるでApp Storeでアプリを買ったり、Amazonギフト券にチャージしたりする感覚でポチッとするだけで、今、話題の機能を後から実装できるとは! なんだかまた、未来に一歩近づいたみたいでワクワクしますね。

気になる価格は、バッテリー容量を60kWhから75kWhへ拡充する場合で112万7000円。ちなみに、従来のエントリーグレードであるモデルS 70kWhも、プラス40万7000円でバッテリーを75kWhへと増量できるようになりました。

<SPECIFICATIONS>
☆60kWh
ボディサイズ:L4970×W1950×H----mm
駆動方式:FR
駆動:シングルモーター
モーター出力:285kW(リア)
航続距離:400km
最高速度:210km/h
価格:884万1000円

(文/&GP編集部)

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