棚でもデスクでもアイデア次第で作れそう!立体パズルのようなDIYパーツです

ごくざっくり説明するとこの「SmartCube」、スクリューシャフトと呼ばれるステンレス製シャフトを接続して家具などを組み立てるためのジョイントパーツです。ジュラルミンを切り出して作られたパーツはそれぞれM12×1.75の雌ネジを備えており、シャフトを回転させながら貫通させたり、複数本のシャフトをつないだりできるようになっています。

24mm立方体で、全ての面に雌ネジを備えた6面ナット構造の“Cube”、平面への取り付けに対応した“CubeBase”、シャフト同士を45度の角度をつけて接続できる“Cube45”の3種類。これらのパーツをホームセンターなどで市販されているスクリューシャフトと組み合わせることで、好みの家具や棚などが手作りできるのです。

本来であれば作りたいモノに合わせてシャフトの長さを考え、必要本数を揃えていくのですが、正直なところ正真正銘のDIY初心者が、コレを使っていきなり狙い通りのオリジナル家具を作るというのは少々難しい話。そこで今回Makuakeでスタートしたプロジェクトでは、必要な材料が全て入った「スタートセット」と「パッケージキット」を用意。立体パズル感覚でキットの組み立てやバラシを楽しめ、さらに自分好みの家具にアレンジできるるようになっています。

「スタートセット」には“CubeBase”16個と専用ロックナット32個、カット済みのステンレス製スクリューシャフト計16本、それにカラーリングを楽しむためのPPカラーパイプがセットされています。

▲「パッケージキット♯1」

梱包されている段ボールを利用してそのまま小さな小物入れを作ることもできるし、好みの素材やサイズの棚板を用意して、ちょっとしたシェルフを作ることも可能。

▲「パッケージキット♯2」

自分で棚板を用意するのが難しい人なら、木製棚板を組み合わせてXシェルフが作れる「パッケージキット♯1」(1万8600円)や、ガラス天板を組み合わせてボックスシェルフが作れる「パッケージキット♯2」(3万3600円)も選べます。

キットには組み立てに必要な16mmスパナも同梱するので、自分で用意する工具としてはとりあえずドライバーとスケールがあればOK。仮にうまく組み立てられなくても、間違えたポイントまでバラしてやり直せるというハードルの低さも初心者にとってはありがたい。シャフトをぐるぐる回すだけだから騒音などの心配もなく、熱中しすぎて作業が深夜に及んでも周囲に気兼ねすることもありません。

▲「パッケージキット♯3」

Makuakeではこのほかにも不思議な浮遊感が楽しめるテンセグリティスタンドを手作りできる「パッケージキット♯3」(5万8400円)や、食器棚や机など大物家具の制作も可能なフルパッケージバージョン「パッケージキット♯5」(7万9800円)などもラインナップ。

さらに制作元であるJNIテックのECサイトではカット済みスクリューシャフトのオーダーにも対応しているので、CADを使える人であれば公式ページで提供されている3Dデータを使ってオリジナル家具を設計してみるのも面白そう。ジュラルミン削り出しの感触もインダストリアルな雰囲気たっぷり、ガレージなど趣味の空間をクールかつ使い勝手よく整えたい人にはいいかも。

>> Makuake

<文/&GP>

 

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