二つ折り有機ELディスプレイ&Bluetoothキーボード!ASUS「Zenbook」最新モデルが表現するPCの新たな可能性

まず見た目からして奇抜です。この「Zenbook 17 Fold OLED」、大きく分けると有機ELディスプレイ搭載の本体と、薄型Bluetoothキーボードのふたつで構成されているのですが、驚くべきは前者がなんと表示画面ごとふたつ折りになるということ。有機ELの長所に曲げたり丸めたりできる性質があることはよく知られているけれど、本当にふたつ折りにしてPCに載せて使ってみようというのは今までになかった発想です。

表示画面として採用されているのはアスペクト比4:3、解像度2.5Kの17.3型有機ELディスプレイで、折りたためば12.5型モバイルノート並みのサイズ感。また、鮮やかな原色や繊細で奥行きのある黒色といった豊かさな色再現性、0.2msの高速応答速度といった有機ELならではのメリットも健在。DCI-P3 100%の広色域に対応するほか、DisplayHDR 500 True Black、PANTONE、CalMAN、TÜV Rheinlandといった各認証を取得するなど、プロフェッショナルの高い要求を満たす優れた性能を備えます。

また折りたためるというメリットは持ち運びの軽快さに加えて、使用スタイルにおいても今までにない自由をもたらします。


本体のみをノートPCのように縦に開いて、上画面を12.5型ディスプレイ・下画面にはタッチキーボードを表示させてモバイルノートとして使うこともできるし、あるいは同梱のキーボードを下画面に装着させて快適な打鍵感を楽しむことも可能。

大きな画面で使いたいなら本体を横に大きく開いて17.3型の大判タブレットとしても使えるし、背面のスタンドを引き出してキーボードと一緒に使えばデスクトップPCライクな使い方にも対応。あるいは本のように折り曲げた状態で読書やネットサーフィンを楽しむこともできるし、さらには本体画面を12.5型×2画面に分割表示させた状態でBluetoothキーボードを組み合わせた使用も可能。作業内容やユーザーの好み、使用する環境に合わせて様々なスタイルで使いこなせるようになっているのです。

コンセプチュアルなモデルなだけにハードウエアスペックにも気合いが入っています。高パフォーマンスノートPCの証としてインテル Evo プラットフォームに準拠、CPUには第12世代インテル Core i7-1250Uプロセッサー、メインメモリには高速なLPDDR5-5200 を16GB、ストレージとして大容量1TB SSDを搭載するなど、どこをとっても隙のない性能を搭載。

付属するBluetoothキーボードも5.8mmの薄さながら、本体サイズの横幅をぎりぎりまで使い切ることでキーピッチ19.05mmを実現したフルサイズキーボードを搭載し、薄型スリムでも心地よい打鍵感を体感可能。これだけのスペックを備えながら、本体重量わずか1.53kg、キーボードと合わせても1.83kgという軽さにも驚きます。

モバイルノートで犠牲になりがちなインターフェイスは、汎用性の高いThunderbolt 4(Type-C)ポートを2ポート搭載することでカバー。さらにレガシーデバイスの使用も考えてUSB Type-C to Type-Aケーブルを付属、今の時代に欠かせないAIノイズキャンセリング機能や、Windows Hello対応の491万画素赤外線カメラも搭載、ビジネスに必須のMicrosoft Office Home and Business 2021も付属するなど、実用に配慮した仕様も気が利いています。

もちろん価格の方もすごいけれど、これだけチャレンジングなプロダクトを実用性を備えた市販品として落とし込んでいるのは見事というしかありません。今までにない驚きの仕様に思わずワクワクしますね。

>> ASUS「ASUS Zenbook 17 Fold OLED UX9702AA」

<文/&GP>

 

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