■コンパクトハイエンド「Xiaomi 15」の発売も決定!
前世代の「Xiaomi 14」シリーズは、日本ではXiaomi 14 Ultraのみが発売され、スタンダードモデルの「Xiaomi 14」の発売は見送られました。しかし、今年は「Xiaomi 15」も発売されます。4月1日発売予定で、価格は12GB+256GBモデルが12万3000円。12GB+512GBモデルが13万8000円となっています。

▲スタンダードモデルのXiaomi 15もライカと共同開発したカメラを搭載。デザインは奇を衒わず、落ち着いた印象だ
Xiaomi 15は、約6.36インチのディスプレイを搭載しながら、四方のベゼルが1.38mmという細く、横幅は約71.2mmに抑えられていることが利点。Xiaomi 15 Ultraと同じSnapdragon 8 Eliteを搭載するハイエンド機ながら、重さは約191〜192g(カラーによって異なる)に抑えられています。

▲ベゼルを究極まで細くし、画面の見やすさと持ちやすさを両立
ライカと共同開発したトリプルカメラは、超広角(約5000万画素/14mm)+メイン(約5000万画素/23mm)+望遠(約5000万画素/60mm)という構成。メインと望遠は光学式手ブレ防止機能も備えています。望遠カメラは光学2.6倍ズームで撮影でき、画素の効率的に使うことで5倍ズームも光学ズーム相当の画質で撮影可能。デジタルズームは最大60倍。フロントカメラは約3200万画素。普段づかいにも、作品づくりにも十分なスペックを備えています。

▲カメラは十分すぎるほどハイスペック
今期から大幅に強化された「Xiaomi Hyper AI」も、上位モデルのXiaomi 15 Ultraと同じ機能が利用できます。コンパクトながら5240mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池持ちの心配は無用。90Wの急速充電にも対応しています。
カラバリはグリーン、ホワイト、ブラック、リキッドシルバーの4色で、それぞれ質感が異なります。リキッドシルバーは表面が波打つような形状で、ギラギラとした光沢を放ち、目立ち度は抜群。人とは違うデザインのスマホを使ってみたい人は、実機に触れてみることをおすすめします。が、販売チャネルと台数が限定なので、お早めに!

▲使いやすさを重視するなら、この3色がおすすめ

▲背面パネルがギラギラしているリキッドシルバーはインパクト大だが、指紋が着きやすいのが難点。12GB+512GBモデルのみが発売される

▲左がXiaomi 15 Ultra、右がXiaomi 15。フツーのスマホとしての機能を重視するなら、コンパクトで価格も手頃なXiaomi 15が魅力
■「Redmi Note 14 Pro 5G」はコスパ&耐久性が魅力
発表会ではさらりと紹介されただけでしたが、ミッドレンジのスマホ「Redmi Note 14 Pro 5G」も要注目! 多くの人が “これで十分” と思える機能を搭載し、8GB+256GBモデルは4万5980円、12GB+512GBモデルは5万5980円という、お手頃価格。3月22日に発売されます。
ディスプレイは約6.67インチ。フロントパネルは強化ガラスで保護され、ボディにもアルミニウム複合フレーム、衝撃吸収フォーム、ポリマー緩衝材などを用いて、強い耐久性を実現。5110mAhのバッテリーを搭載し、約4年使っても、80%のバッテリー容量を見込める設計になっています。されど、見た目はゴツくなく、重さも約190gに抑えられています。

▲Redmi Note 14 Pro 5Gのディスプレイは左右端にカーブが施されている
リアカメラは超広角(800万画素)+メイン(2億画素)+マクロ(200万画素)の3眼。メインカメラは暗所での撮影に強く、最大4倍までは光学ズーム相当の画質で撮影可能。AIを用いた画像編集機能も利用できます。

▲カメラはライカではないが、2億画素をメインとするトリプルカメラを搭載。フロントカメラは約2000万画素
カラバリはミッドナイトブラック、ラベンダーパープル、コーラルグリーンの3色。カラーによって質感が異なるので、実際に触れてみてから選ぶべきでしょう。

▲ラベンダーパープル(中央)はヴィーガンレザーを採用。ほかの2色はサラサラとした手触りだ
■新製品に触れて、購入できる常設店もオープン
ほかには、11.2インチのタブレット「Xiaomi Pad 7シリーズ」、バンドだけでなくベゼルも交換できるスマートウォッチ「Xiaomi Watch S4」、Wi-Fi 7に対応したルーター「Xiaomi メッシュシステム BE3600 Pro」、スマホとの連携する調理家電「Xiaomi スマートエアフライヤー 4.5L」などが発表され、3月13日から販売されています。

▲11.2インチ画面のXiaomi Pas 7シリーズは5万4980円(8GB+128GB)〜。別売のキーボードやペンを使うと、より便利に。上位モデルのXiaomi Pad 7 Proにはディスプレイの反射を軽減し、ペン入力がしやすい「Matte Glass Version」(8万4980円/12GB+128GB)も用意

▲1.43インチの円形の文字盤を搭載するXiaomi Watch S4は1万9800円〜。Xiaomiのスマホ、タブレット、イヤホンなどを操作できる機能も備える

▲別売のバンドやベゼルに着せ替えられる

▲ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5 Pro」は、通常のBluetooth版は2万4980円。スマホとWi-Fiで接続して高音質で楽しめるWi-i版(中央)は2万7980円。ただし、Wi-Fi接続できる機種は、現時点ではXiaomi 15 Ultraのみ

▲Wi-Fi 6とWi-Fi 7に対応する高速通信メッシュシステム「Xiaomi メッシュシステム BE3600 Pro」は1ユニットが1万800円、2ユニットが1万9800円。Wi-Fi 6までに対応する「Xiaomi メッシュシステム AX3000 NE」(1ユニット6280円、2ユニット1万1800円)も同時に発表された

▲左は100種類以上のスマートレシピを利用できる「Xiaomi スマートエアフライヤー 4.5L」で8980円。右は機能がシンプルで、より多くの量を調理できる「Xiaomi エアフライヤー エッセンシャル 6L」で6980円
そして、これらの新製品に実際に触れられる「Xiaomi Store」がオープンすることも発表されました。1号店は3月22日にイオンモール浦和美園、2号店は4月5日にイオンモール川口にオープン予定。

▲昨年は東京・渋谷に期間限定のショップが開設されたが、満を持して常設店がオープンする
中国やアジア諸国には、Xiaomiの多彩な製品が購入できるお店があちこちにありますが、遂に日本にも登場するわけです。シャオミによると、今後はまず関東圏から店舗を増やし、全国に拡大していくとのこと。スマホメーカーとしてではなく、総合家電メーカーとしてもシャオミの注目度は高くなっていきそうです。
>> Xiaomi
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
【関連記事】
◆ライカの力は偉大でした。「Xiaomi 14 Ultra」は“撮って出し”でもキマるフィルターが楽しすぎ!
◆「Xiaomi 14Tシリーズ」のカメラはライカ監修!しかも“おサイフケータイ対応”って大注目です
◆まるで文鎮、でも最強。Xiaomiのモバイルバッテリーがレア仕様で頼りになりまくり
- 1
- 2