コレは売れそう!3年ぶりに日本復活の「RAV4」は宿敵に対するトヨタからの挑戦状

■悪路に強く舗装路でも威力を発揮する新4WDメカ

新型RAV4は、最新モデルだけに各種安全装備も充実しています。歩行者(昼夜間)や自転車(昼間のみ)の検知機能を備えた“プリクラッシュセーフティ”や、同一車線内の中央を走行できるようハンドル操作を支援する“レーントレーシングアシスト”、ハイビームとロービームを自動で切り換える“オートマチックハイビーム”などをセットにした最新の予防安全パッケージ“トヨタセーフティセンス”を全グレードに標準装備。また、後方から接近する車を検知して衝突被害の軽減に寄与する“リヤクロストラフィックオートブレーキ”を始め、駐車場などでの安全をサポートする“パーキングサポートブレーキ”も導入されています。

そして、新型RAV4を語る上で欠かせないのが、トヨタが取り組むクルマづくりの構造改革“TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)”に基づき開発された、新しいプラットフォームとパワーユニット、そしてドライブトレーンです。

まずプラットフォームは、TNGAの採用でボディの高剛性化と低重心化を実現。その上で“Confident&Natural”をコンセプトに、ドライバーの感性を重視した走りと、良好な乗り心地を両立させています。具体的には、路面の凹凸や横風などの外乱に対する安定感や安心感(=Confident)を高めるとともに、ドライバーの意のままに操れる自然で正確なハンドリング(=Natural)を実現させています。

パワーユニットは、TNGAの思想に基づいて開発された2リッターの直噴ガソリンエンジンと、2.5リッターのハイブリッドを用意。

前者は“2.0Lダイナミックフォースエンジン”と呼ばれ、最高出力171馬力/6600回転、最大トルク21.1kgf-m/4800回転を発生。同じくTNGA思想を採り入れた、発進用の1速ギヤを備える“ダイレクトシフトCVT”と組み合わせることで、力強くダイレクトな走りと、優れた燃費を両立しています。

駆動方式は、エントリーグレードの「X」に前輪駆動が用意される以外は4WDのみの設定ですが、特筆すべきは、2種類の4WDシステムが用意されること。ひとつは“ダイナミックトルクコントロール4WD”と呼ばれる一般的なシステムで、必要に応じて、電子制御によってリアタイヤへ最大50%の駆動トルクを配分します。

そしてもうひとつは、新型RAV4の注目メカである“ダイナミックトルクベクタリング4WD”。トルクベクタリングとは、左右の駆動輪に掛かるトルクをコントロールするシステムで、アンダーステアやオーバーステアを抑えつつ、理想のコーナリングを実現する仕組み。ダイナミックトルクベクタリング4WD ではこれを、後輪の左右駆動力配分に導入することで、SUVらしい悪路走破性と、舗装路のコーナリングにおける軽快なフットワークを両立させています。

一方、ハイブリッドのパワーユニットは、“2.5Lダイナミックフォースエンジン”にモーターを組み合わせたもの。エンジンの最高出力は178馬力/5700回転、同最大トルクは22.5kgf-m/3600〜5200回転で、モーターの最高出力は54馬力、同最大トルクは20.6kgf-mとなっています。

ハイブリッドの駆動方式は、エントリーグレードの「ハイブリッドX」には前輪駆動と4WDが用意されますが、上級グレードの「ハイブリッドG」は4WDのみの設定となります。ハイブリッドの4WDシステムは、前輪をエンジン+モーター、後輪をモーターのみで駆動する“E-Four”と呼ばれる機構で、新型RAV4では強化されたリアモーターにより後輪に配分する最大トルクを増加させるとともに、前後トルク配分を100:0〜最大20:80まで変更できる新制御を導入。その結果、操縦安定性が高まったほか、降雪時や雨天時における、坂道発進時の安心感も向上しています。

デザインだけでなく、メカニズムにおいても、SUVらしさを徹底追求してきた新型RAV4。そのボディサイズは、全長4600mm×全幅1855mm(アドベンチャーはそれぞれ、4610mm×1865mm)と、マツダ「CX-5」(全長4545mm×全幅1840mm)やスバル「フォレスター」(全長4625mm×全幅1815mm)とほぼオーバーラップする大きさです。今、日本で最も盛況なマーケットに復活ののろしを上げた新型RAV4は、国内外の多くのフォロワーに対するトヨタからの挑戦状ともいえるでしょう。

<SPECIFICATIONS>
☆アドベンチャー(ブルー)
ボディサイズ:L4610×W1865×H1690mm
車重:1630kg
駆動方式:4WD
エンジン:1986cc 直列4気筒 DOHC
トランスミッション:CVT(ギヤ機構付自動無段変速機)
最高出力:171馬力/6600回転
最大トルク:21.1kgf-m/4800回転
価格:313万7400円

<SPECIFICATIONS>
☆ハイブリッドG(グレー)
ボディサイズ:L4600×W1855×H1685mm
車重:1690kg
駆動方式:4WD
エンジン:2487cc 直列4気筒 DOHC+モーター
トランスミッション:電気式無段変速機
エンジン最高出力:178馬力/5700回転
エンジン最大トルク:22.5kgf-m/3600〜5200回転
モーター最高出力:120馬力
モーター最大トルク:20.6kgf-m
価格:381万7800円

(文/&GP編集部 写真/ダン・アオキ)


[関連記事]
【マツダ CX-5刷新】今年2度目の改良!ガソリンターボと新たな武器で走りがシャープに

【e-BOXER vs.スカイアクティブD】CX-5オーナーも気になる!新型フォレスターの魅力と実力

【トヨタ C-HR公道試乗】個性的ルックスで大人気!街乗りではハイブリッドが好印象


トップページヘ