普通の食パンを“生トースト”に焼き上げる三菱ブレッドオーブン【男前家電レビュー】

■トースターとは思えない木目調の見た目に釘付け

トースターは台所に置くのが一般的。台所の雰囲気に合うトースターを探す人が大半だと思います。しかし、三菱ブレッドオーブンはダイニングテーブルに出しっぱなしにしたくなるぐらい、生活感を感じさせないデザインなんです。

▲天板部分が木目調になったボックス形。外形サイズは幅270×奥行223×高さ140mmと、ほぼA4サイズに収まる

一見するとトースターとは思えない外観。知らない人が見ると小物入れだと思うかもしれません。蓋を開けると、なかにはプレートが。そう、このトースターは上下のプレートを細かく温度調整しながら温めた熱で食パンを焼き上げる仕様です。

▲一度に焼ける食パンは1枚のみ。規定の厚み内であれば、クロワッサンやバゲットも焼ける

 

■「生トースト」さながらのもっちりした焼き上がりの虜に

操作方法もほかのトースターとは少し異なります。プレートの中央に食パンを置き、メニュー、パンの厚さ、焼き色を選択したら、あとはスタートボタンを押すだけ。

メニューは「トースト」「冷凍トースト」「トッピングトースト」「フレンチトースト」の4種類。厚さは4〜8枚切りの4種類から選べます。東京ではあまり聞かない5枚切りの食パンが選べるのは、関西出身の筆者にとっては気に入ったポイントのひとつです。

▲本体前面に操作ボタンがある。文字ではなくできるだけアイコンで説明しているのもスタイリッシュに感じる

まずはベーシックに「ふつう」の焼き色で5枚切りの食パンを焼いてみたところ、ぱっと見たは普通のトーストと同じ。むしろ、少し焼き色が薄い気すらします。しかし、トーストの香りの広がり方は桁違い!

▲「ふつう」のわりには焼き色が薄いものの、フタを開けると部屋いっぱいに食パンの焼けるいい香りが漂う。焼き上がるのにかかった時間は2分40秒ほど

実際に食べてみたトーストは、耳までふわふわ。表面だけはサクッとしているのですが、なかはとにかくもっちりしているんです。焼き立ての食パンを思い起こさせるようなそのしっとり具合は、ほかのトースターではなかなか経験がありません。

▲サクッとした表面ともちもちした内側の食感のコントラストに驚かされた

水を入れずにこの仕上がりになる秘密は、水分と香りを庫内から逃さずに焼く密封断熱構造にあります。この焼き上がりを実現するためには、1枚焼きというのがベストだったそうです。

▲焼いている最中、湯気が出るのは背面の蒸気孔からのみで、側面からは一切出なかった

■贅沢なアレンジトーストやフレンチトーストを思う存分堪能できる

せっかくなので、ピザトーストとフレンチトーストも焼いてみました。ピザトーストは表面のチーズを上手く焦がしながらも、なかはふんわり。具を載せて焼く際は付属のへらを使って高さ制限をオーバーしていないかを確認しましょう。

▲もう少しチーズを焦がしたいときは、焼き時間の追加が可能

フレンチトーストは、時間をかけてじっくり焼き上げるので約10分ほどかかりました。自分で火の番をすると焦がしがちだったので、放ったらかしておくだけでこんなにふわとろなフレンチトーストが焼き上がるのには驚かされました。

▲三菱ブレッドオーブンが得意とする「ふんわりした焼き上げ」がフレンチトーストにも活きてくる

1日の始まりである朝食の満足感を高めてくれる「三菱ブレッドオーブン」。食パンの食べ方を模索中の人はぜひ試してほしい“究極のトースター”の誕生かもしれません。

>> 三菱ブレッドオーブン TO-ST1

 


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(取材・文/今西絢美 写真/下城英悟、今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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