[Gear Maniax #133] キーホルダーにピッタリ!老舗のマルチツールはさすがの実力

基本となるのはこちらのナイフ。刃長40mmほどの小さなナイフですが、鉛筆も研げるし紐もテープもカットできます。キーツールとしては十分でしょう。ブレードにロックはついていませんが、使用時、収納時でそれぞれテンションがかかります。それほど不便なく使用できると思いますよ。

もう一つがこちらの爪やすりとマイナスドライバーのセットブレード。爪やすりはちゃちなものではなく、しっかりと研げます。ただこれは、ネイルアートで使うヤスリではなく、爪の先を整えるためのヤスリですね。アウトドアで爪が伸びすぎていることに気づいた時の不快感を解消できるアイテムです。マイナスドライバーは比較的小型のもの。

もう一つのブレードはハサミです。この手のハサミは切れない!という認識の人も多いかとは思いますが、VICTORINOXはきちんと柔らかい糸くずを切れる精度があります。おそらくこのツールナイフを持ち歩いた際、最も活躍するブレードでしょう。商品についたタグ、包装やパックの切り口として、使用機会は多いかと思います。

それから、別パーツとして爪楊枝とピンセットが差し込まれています。ハンドルに挟んであるだけですが、テンションがかかっているので抜けやすいようには感じません。これらが意外に役立つのはみなさんご存知の通り。エチケットにも重要なツール類です。

さらにブレードの端にあるキーリングを合わせて7機能。20gほどのコンパクトなボディからこれだけの機能を使えれば十分と思いますがいかがでしょうね。

個人的にはLEATHERMANの「STYLE PS」も持っていますが、キーホルダーにつけるにはゴツすぎます。CLASSICのコンパクトさ、軽さはEDC(Every Day Carry)で生きてくるものです。

CLASSICの赤いハンドルのモデルはイメージモデル的な役割を果たしておりますが、カラーバリエーションもあるし、素材違いもあります。素材違いで有名なものが「ALOX」です。こちらはハンドルにアルミを使用したモデルです。シックで高級感があり、所有欲、コレクション性を高めています。

ボディが樹脂の「SD」と比較すると、爪楊枝とピンセットがありません。その分ハンドルが薄く、よりかさばらないし、素材から受けるイメージと異なり、20%ほど「ALOX」の方が軽い。

個人的にはこのCLASSIC ALOXがとても気に入っています。コンパクトで高品質な、役立つアイテム。そんなイメージ。樹脂モデルとは異なり、表面に滑り止めを施された外観はさらに「ツール感」を盛り上げてくれます。これが2500円くらいで買えるんだぜ…。

さらにALOXは、毎年限定のカラーモデルを発売しています。今年はゴールド。黄味が強いザ・ゴールドではなく、やや優しいシャンパンゴールドかな。写真で見るよりは実物の方が高級感があるように思います。お値段が高いのでオススメはしませんけどね。大人のコレクションとして興味がある方は調べてみてください。

▲VICTORINOX公式サイトより

2015年モデル以降5種類出ていて、以前のモデルもまだ入手は可能なようです。ただ、アカリセンターでは今年のモデルのみの取り扱い予定です。

可愛さもあり、ツールっぽさもあり、なかなか楽しめるアイテムです。フラッシュライトファンとは親和性の高いアイテムではないかな。ということで取り扱いを開始してみました。老舗のアウトドアショップさん、ナイフショップさんと勝負になるとは思いませんが、皆さんの興味のきっかけになれば良いかなと思います。

現在、日本では刃物類の持ち歩きについて非常に厳しい取り締まりが行われています。CLASSICのブレードは銃刀法により携帯を規制されるものではないのですが、法解釈次第でもありますし、違反していない場合でも任意放棄をさせる方針ということもあります。都市部での持ち歩きは色々な意味でご注意ください。(アカリセンター価格:「CLASSIC SD クラシック レッド RD ミニツール」1651円、「CLASSIC ALOX クラシック アルミ シルバー」2359円、「CLASSIC LE2019ゴールド クラシック アルミ 2019限定モデル」4423円)

 

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(文・写真/アカリセンター

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