武蔵小金井『俵飯』で約2kgの裏番メニュー「豚祭飯」を食べてきた!

▲店内はカウンター席。BGMは店主セレクトの60〜80年代のロック

『俵飯』の特徴の一つが、「ゴハンサイズ表」。「かけ飯」メニューの場合、並で小中大、大で小中大の各3段階、そして俵盛りの計7段階があり、一番小さいサイズの「並の小」でもゴハン約1.5合。「並の中」でゴハン2合弱、「並の大」でゴハン3合弱…。並なのにデカ盛りです。 逆に、並の小より少なめにリクエストすることも可能です。

今回はプラス200円の「大の小」をセレクト。ちなみに並の大中小は追加料金なし。「大の小」(並の大+1合)は+200円、さらに1合プラスの「大の中」は+400円。「大の大」は+600円となります。

▲「豚祭飯」(1480円)にゴハン「大の小」(+200円)で合計1680円。ツヤッツヤの塩あんかけとソースだれの豚肉2種が山盛りに。確かに祭りだ〜!

店主がダイナミックに鉄鍋をふる姿を眺めつつ待つこと数分。目の前にやってきたのは、ラーメン丼サイズの器に山盛りになった2色の大盛り丼。左側は塩あんかけの豚バラ肉、右側は揚げチャーシュー&濃厚ソースです。

塩あんかけの方には、仕上げにラー油がかかっていて、透明感のあるツヤツヤ、揚げチャーシューの方はソースが飴色になっていてこちらもツヤツヤ。そして食欲をそそる香り。たまらん! これはゴハンが進みそうです!

サイズを計測すると、直径23cm、高さ13cm。重さは1983g(器の重さを除く)。ほぼ2kg! 堂々たる山がそびえる、正統派デカ盛り丼です。

▲チャーシューは自家製。チャーシューのみのテイクアウト販売もしている。濃厚うま〜い!

下のゴハンが全く見えない、おかずもとってもボリューミーな丼。ということで、まずは熱々のチャーシューから。味がしっかり中までしみ込んでいる上に、特製ソースでさらに味がついた揚げチャーシューは、これ一口でゴハン3口いける感じ。ビールにも合いそう。そしてしっとり柔らか。ほぼ噛まないでオッケーです。

▲チャーシューのかけらをゴハンとともに。ソースのしみたゴハンは旨味の塊!

今度はチャーシュー少しとゴハン多めで一口。うまい! 口の中を肉汁やらソースやら、いろいろな旨みがブワッと広がります。この一口のために武蔵小金井に来たと言っても間違いない。思わずレンゲの動かすスピードが上がります。

▲塩あんかけの豚バラ肉も、旨みたっぷり。なにこの旨み×旨みのぶつかり合い!

ガガガッとチャーシュー側を食べ進めたところで、今度は塩あんかけ側に。一見あっさりしているように見えるけれど、こっちも豚バラと塩あんかけの濃厚な味! 揚げチャーシュー&ソースに負けていないしっかりとした味です。

これまた肉少しとゴハンで、レンゲですくって食べると、あんかけのとろみがゴハンに混ざり、口の中がさっきとは違う旨さで満たされ、幸せな気持ちに。どっちも美味しい〜レンゲを持つ手が止まらない〜。無言になってひたすらどんぶりをかきこみます。ラー油の辛さはほとんどなく、ほんのり華やかな香りが感じられる程度。いいアクセントになっています。

■「豚祭飯」の食べ方を店長に聞いてみた!

▲店主の俵さん。「うちは食べ残し厳禁。食べられる量で注文してくださいね」

「豚祭丼」の攻略法を店主に聞くと「まずはチャーシューからやっつけることですね。最後にかたまり肉だと大変だから」とのこと。なるほど。まずはチャーシューなど大物から。最後はタレが染みまくったゴハンをつるつると食べてフィニッシュ、ですね。

そもそも、なんで大盛りを出すようになったんですか?

「開店当初には大盛りはなかったんですよ。ただ、食べにきた学生さんたちが、大盛りが食べたいって言うから、プラス50円で出したら喜んでくれてね〜。気がついたら大盛りでいろんな量を出すようになったんですよ」と店主の俵さん。

東京学芸大のラグビー部を始め、近隣大学のラガーメンたちも御用達。そのせいもあって椅子が他の店よりも大きいような…?

「あ、それは自分の趣味で。大きい椅子の方がゆったり座れるでしょ?」とニコニコ話す俵さん。

▲炒め飯メニューも充実。こちらは最大4.5合、4段階で好きな量が選べる

ちなみに、冷やかし防止のため、量により時間制限があります。今回挑戦した「大の小」ボリュームの丼の場合は40分、「大の大」なら60分など。食べきれなかった場合は俵飯の容器1つ100円に詰めて持ち帰りになります。もちろん大量に残した場合は、容器が2つ、3つになるということです。

腹ペコな学生さんたちへの愛を感じる、旨みたっぷり濃厚な『俵飯』のゴハン。次回は炒め飯系でまたガッツリ食べにきます!

>> 麺飯店 俵飯

 


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(取材・文/石澤理香子)

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