どんなサイズを選ぶ?キャンプで使う斧の選び方

■斧のサイズの選び方

斧は本当にさまざまなサイズがあります。私が、持っていて使っている斧は、グレンスフォシュというメーカーのものを使っているので、そちらを例にして、どのサイズを選んだらいいかを紹介したいと思います。

結論からいうと、キャンプ場でのキャンプには、両手で柄を握れるギリギリの長さの斧がおすすめです。グレンスフォシュでいうと、刃渡り80mm、柄長345mmの「ワイルドライフ」くらいのサイズ感がベストだと思います。

このワイルドライフは、重量が440gと斧にしては、とても軽量ですが、キャンプ場やホームセンターで買えるくらいの中割から大割の薪なら節があっても、十分に割れます。

ポイントは、“両手でも片手でも扱えるくらい”というところにありますが、そのくらいですと、本当に取り回しやすく、便利です。中割から細割にする場合は片手で割り、大割から中割にする時は両手で割る。こんな風に使い分けられます。

▲左:ハンター 右ワイルドライフ

野営時でのおすすめは、キャンプ場で使うのと同じくらいの薪を焚き火用に割る、もしくは、クラフトで、枝の先端を尖らせるくらいの使い方であれば、ワイルドライフくらいのサイズで十分です。

それ以上のことを求めるならば、刃渡り85mm、柄長473mm、重量600gの「ハンター」もしくは、刃渡り80mm、柄長495mm、重量610gの「小型フォレスト」くらいのサイズがおすすめです。ちなみに私はハンターを愛用してます。

ハンターは、男性なら片手で使えるギリギリの重量で、両手で扱えば、30〜40cmの薪も割れますし、20〜30cmの薪をチョッピングで切ることもできます。それより大型の斧は、チェーンソーで切り出した切り株のような薪を割るための斧なので、キャンプには不要だと思います。

ちなみに、もっと高度なクラフト、例えばククサやスプーンなどを作るのに、薪から削り出ししたい場合は、柄が長いと邪魔になるので、ワイルドライフくらいの長さがいいと思います。ただワイルドライフだと、少し軽いので、ハスクバーナーの38cm、重量600gなどがおすすめです。

※  ※  ※

さて、いかがでしたでしょうか? 自分のキャンプスタイルを考え、必要なサイズはお分かりいただけたでしょうか? 斧がなくてもキャンプは楽しめますが、斧があるとできることが増え、より色々なスタイルでキャンプができます。

薪を割る以外にも斧を使って、楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

>> 連載 [不自由を自由にする野営スタイル]

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

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