軽キャンってテント泊よりいい? 初心者キャンパーがゴードンミラー「GMLVAN S-01」で2泊してみた

▲フルフラットになるフロア部分は178×131cm

後部座席を倒すだけでフラットな床になります。

床と壁の一部、そして天井は天然木(無垢アカシア)で、なんだか小屋っぽい雰囲気。それにカーテン付きだから、視線や冷え、太陽や街灯のまぶしさを遮断してくれます。

「ペラペラのマットでも結構イケそうだけど、せっかくなのでSHINOBI『車中泊キット ソロ』を2枚並べました。身長177cmだから足を曲げることなく横たわれるし、寝返りもできる。朝までぐっすり♡」(若澤)

天井に埋め込まれているのは調光可能なLEDダウンライト。後部に延ばされているソケットを、手持ちのポータブル電源につないで点灯させます。

調光可能なので、PC作業のときは明るめ、寝る前のリラックスタイムは薄暗く調整できるのがいいんです。

ちなみに、使わないときはこんな風にソケットのケーブルをまとめておく紐も付いています。芸が細かい!

車中泊LOVERでは当たり前の知恵、マグネット付きフック。

さすがにアカシア板では磁石が効きませんが、板を留めているネジと塗装が見えるボディ部分は磁石が有効。マグネット付きフックで小物の整理ができるんです。

ほかにもアシストグリップをはずした穴にユーティリティナットやユーティリティフックを取り付ける、アカシア部分にハンガーを取り付けるなどカスタムしがいがあります。

 

■天井が高いから仕事にも使える

「GMLVAN S-01」は両側にバタフライ式テーブルが装備されています。天板の耐荷重は10kgほどなので、PC程度なら余裕で載せられますが、そのままだと少し天板が高いかも。厚手のマットやクッションを敷いて調節したほうがいいでしょう。

「天井が高いので寝姿勢はもちろん、座っていても圧迫感なく過ごせました。両サイドのテーブルはPC作業だけでなく、一方の机に着替え、もう一方には外出に備えてハンドライトを置く…みたいな感じで荷物整理もできるんです」(若澤)

サイドオーニングを広げ、バックドアも跳ね上げると開放的なリビングが誕生します。虫には無防備だけど、PC作業で煮詰まったらオーニング下でコーヒーを飲んで気分転換。雨の日だって車内に閉じこもりっぱなしにならなくてすむのがいいですね。

さて、車内で2泊した若澤に感想を聞いてみました。

「前回、テントで寝たときは“案外眠れるな”と思ったけれど、今回のほうが疲労が残らずスッキリ起きられました。布一枚隔てたテントとは違い、クルマは“守られている”感じがして、安心感が違うからかも。それに窓部分にはすべてカーテンが付いているので視線を気にせずすむし、冷たさも感じません。テントは隙間風が気になりましたが、車内は風が入らないし。あたたかくて朝までぐっすり。驚くほど快適だったので、正直、次回のキャンプロケでテントで寝るのが怖いかも」(若澤)

「GMLVAN S-01」にはテント泊が不慣れな人でも心地よく過ごせる快適さがあるようです。車内はスッキリとしたインテリアで大人2名でも眠れます。テント泊に躊躇するパートナーを連れ出すのにも説得しやすいですし、いざというときにペットとすごす避難場所としても活躍しそう。

何はともあれ、「GMLVAN S-01」をきっかけにキャンプ初心者・若澤は、編集部随一の車中泊キャンパーの道を歩むかもしれません。

>> ゴードンミラー モータース

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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