■中古車で軽トラ・軽バンを買う際のチェックポイント
軽トラ・軽バンは安心できる新車や届出済み未使用車がおすすめと教えてくれたサンハナ自動車のおふたりですが、購入予算を抑えるために中古車を探したいという人も多いはずです。そこで軽トラ・軽バンの中古車を購入する際のチェックポイントを乾元さんに教えてもらいました。
▼下回りのサビ

軽トラ・軽バンの中古車は全国で使われています。そのため中古車は降雪の多いエリアで使われていたものもあります。中には融雪剤の影響で下回りが錆びているものもあるそう。
「エンジンは載せ替えることができますが、アンダーボディの腐食は致命的で、気付かずに腐食がどんどん進行してしまうことがあります。また、マフラーに穴が空いて排ガスが漏れていると車検に通りません。そのため弊社でも仕入れ時は下回りの状態を確認し、サビが進行しているものは買わないようにしています」(乾元さん)
購入時はアンダーボディを覗き込んでサビの状態をチェックしておきましょう。
▼フロアマット下のサビ

下回りの腐食が進行すると、車内までサビが出てくることもあります。そこで、キャビンのフロアマットをめくってボディの状態をチェックしておきましょう。
▼ATの変速ショック

軽トラ・軽バンも今はATやCVTが主流。そのため、購入後にATの載せ替えが必要なトラブルが発生すると、リビルト品を利用しても数十万円の修理費用がかかります。
ATの状態確認は試乗してみるのが理想ですが、車検の関係などで難しいケースも多いもの。その場合はエンジンをかけ、ブレーキを踏んでPからDにシフトを動かしてみましょう。
「Dに入れた際、『ガン!』と大きなショックがあるものは不具合の前兆が出ている可能性があるので、避けたほうが無難です」(乾元さん)
▼エアコンの作動状態

昔に比べるとエアコンを使用している時間はかなり長くなっています。もしエアコンが壊れてしまうと修理に10万〜15万円程度かかることも。さらにエアコンを使えない間は暑くて車内が灼熱に…。快適に仕事をするためにもエアコンがきちんと作動するかは忘れずにチェックしましょう。
チェックはつい季節に合わせたものになりがち。冬場に冷房のチェック、夏場に暖房のチェックも忘れずに。
▼エンジンオイルの交換歴

エンジンオイルにはエンジン内の潤滑、冷却、密封、洗浄、防錆という大切な役割があります。コンディションを保つためには定期的な交換が必須。長く交換されていないと、気付かないうちにエンジンへのダメージが進行している可能性もあります。
点検整備記録簿に交換歴が残っている中古車はわかりやすいですが、中には記録が残っていないものもあります。
「そんな時はピラーなどに交換を記録したステッカーが貼られていないか探してみてください。ステッカーが残っていれば前回いつ交換したかを確認できます」(乾元さん)
▼エンジンのかかり具合

キーを回してエンジンをかけようとしてもなかなかかからない場合、バッテリーの劣化やターミナルの接触不良、点火系や燃料ポンプなどの不具合など、さまざまな原因が考えられます。
チェック時はキーを借りてエンジンがスムーズにかかるかを確認してください。
▼車内のにおい

配送でさまざまな荷物を積む軽バンは、車内ににおいがこびりついているケースもあります。また、ペットを乗せていた痕跡が残っているものもあるといいます。
「車内に抜け毛がこびりついていたり、おしっこなどをしてしまったものは毛やにおいが落ちないんですよ。ペットの痕跡はプライベートで使われていたものはもちろん、明らかに仕事で使っていたクルマにも残っていることがあります」(乾元さん)
自分も犬や猫を飼っている人ならまだしも、そうでない場合、ペットのにおいはかなりきついはず。気になるにおいが残っているクルマは避けたほうがいいでしょう。
▼荷室・荷台のキズ

軽トラ・軽バンはたくさんの荷物を積んで走ります。走行中は振動で荷物が動くし、乗せ降ろしの際にぶつけてしまうこともあるので、中古車だと荷室や荷台はキズがついているもの。
「荷室や荷台は、購入後も自分でキズをつけてしまう可能性が高い部分。要望があればキズを直すこともできますが、あまり気にしないほうがいいと思います」(乾元さん)
購入時は外装も含めて一通りキズを確認。車両価格を見て納得できるかを考えるといいでしょう。中古車の価格はキズも含んだものなので、どうしても気になるものがあれば、納車までに直せるかを相談してみてください。
<取材・文/高橋 満(ブリッジマン)>

高橋 満|求人誌、中古車雑誌の編集部を経て、1999年からフリーの編集者/ライターとして活動。自動車、音楽、アウトドアなどジャンルを問わず執筆。人物インタビューも得意としている。コンテンツ制作会社「ブリッジマン」の代表として、さまざまな企業のPRも担当。
【関連記事】
◆約40万円の軽トラ用パネルキット「ランプス」で軽トラが趣味クルマに大変身。自分で取り付けも可
◆走る超大容量ポタ電。ダイハツ「e-ハイゼット カーゴ」を乗り回して実感したメリットとデメリット
◆“配達のポルシェ”と呼ばれたクルマ。スバル サンバーが「赤帽車」に選ばれた理由と特別仕様の詳細を深堀り
- 1
- 2
































