斬新な天井空清からインスタ映え家電まで!最新家電レポ7選【2017年11月後編】

■空気清浄機は「空気の見える化」が最新の注目トレンド

安蔵:ダイキン工業からは、空気の“見える化”ができる加湿空気清浄機が登場しました。

奈津子:見える化というと、ダイソンやブルーエアの空気清浄機に加えて、シャープの空気清浄機、パナソニックのエアコンなど、最近のトレンドになってきましたね。

安蔵:空気清浄機というと、その効果が分かりにくい家電の筆頭ですから、この流れは歓迎したいです。

奈津子:ダイキンはプラズマ放電で花粉などの物質を分解・無害化する「ストリーマ」が売りの一つです。が、なかなか知名度が高められないという話を担当者の方がされていました。

▲ダイキン工業の最新空気清浄機3モデル。Wi-Fi機能を内蔵し、ストリーマ機能がアップした「MCK70U」(実勢価格5万8800円)と、タワー型フォルムで省スペースな「MCK55U」(同4万9970円)が加湿機能付き。右の「MC55U」(同4万2800円)はMCK55Uから加湿機能を省いてコンパクトにしたモデルだ

安蔵:薬基法(旧・薬事法)の問題もあって、なかなか効果効能についてメーカーがうたうことはできませんが、家電量販店の方には「ストリーマがあるからダイキンを“指名買い”する人が多い」って聞きますよ。

奈津子:加湿する水までストリーマで除菌してくれるのは大きな強みですよね。

 

■空気清浄機一体型LEDシーリングライトが登場

安蔵:空気清浄機と言えば、シャープから変わり種のモデルが出ました。「空気清浄機能付きLEDシーリングライト」と言うべきでしょうか。

奈津子:「天井空清」ですね。

▲シャープが2018年1月に発売する空気清浄機付きLEDシーリングライト「天井空清 FP-AT3」(実勢価格8万9880円)

安蔵:富士工業の「クーキレイ」のように、シーリングライトに空気清浄機能を搭載するという発想は以前からありましたが、クーキレイはどちらかというと「シーリングライト+換気扇」という感じでした。こちらはHEPAフィルター搭載ということなので、かなり本格的ですね。

▲適用畳数14畳までの本格的なHEPAフィルターを搭載する

奈津子:トンボの羽根の形を応用し、摩擦抵抗が小さい送風ファンを採用したこと静音性を生んでいるのだそうです。赤、橙、青と、空気の清浄度合いをランプでお知らせしてくれる機能も便利だと思います。

▲トンボの羽根の形状を応用した送風ファンを搭載する

安蔵:シャープは以前に「さくら色照明」という他社にはないコンセプトのLED照明を販売していましたが、このコンセプトも久しぶりに復活しました。

奈津子:フィリップスの「hue」のようなさまざまな色味を楽しむことはできませんが、懐かしいような、どこか一味違う良さがありますね。さくら色の照明は安らぎを与える効果があるそうです。個人的には血色がよく見えるところが女性としてはうれしい点です。ただ、9万円前後という実勢価格は、いくら照明と空気清浄機が合体したとはいえ、ちょっと高いような気がします……。

安蔵:そこは今後の価格が安くなるのに期待したいところですね。

【次ページ】シャープのWi-Fi内蔵エアコンは「アレクサ」にも対応!

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