考え抜かれたカタチに注目!絶妙なアレンジが加えられたキッチンツール5選【殿堂入りヒットモノ大全】

■高度な職人技が生み出す究極の無水調理鍋

バーミキュラ
「オープンポットラウンド22cm」(3万240円)

水を加えなくても食材の水分だけでカレーなどを調理できる無水調理鍋。厚さ3mmの鋳鉄を手作業で磨き上げ、0.01mmの精度で削り込むことで、蓋と本体がぴったりと密着する。直径14cmから26cmまで5サイズで展開。

▲底部分にリブ状の加工を加えているのも特徴のひとつ。食材の接地面積を最小限にすることで、過剰な熱の伝達を抑えてくれる

▲蓋と本体の接合部分は、それぞれ斜めにカット。水平のカットより接合面積が増えることで、密閉性を高める効果がある

【殿堂入りのポイント】

国産ならではの作り込みが日本の食卓にマッチ

フランスと日本の食文化を見事に融合させた、日本を代表する鋳物ホーロー鍋です。使うたびに高度な技術や細部に施された工夫の便利さを実感できますし、ラウンド形状は炊飯にも向いています。まさに日本の食卓に向いたホーロー鍋でしょう

 

■チタンで切れ味と軽さを両立

ridge
[写真上]「ダイヤチタン包丁 16cm」(1万800円)
[写真下]「ダイヤチタン包丁 13cm」(1万800円)

ダイヤモンド粒子を加えたチタン素材を加工し、軽さと切れ味の永続性を高めた新機軸の包丁。菱形の端部から刃に向かって変化していくハンドル形状は、さまざまな握り方に適応する。銀イオンによる抗菌効果も備える。

【殿堂入りのポイント】

高度な加工技術で見事に製品化

硬いチタン素材を薄く加工するのは至難の技。それを実現したこの包丁は、軽さと切れ味を高い水準で備えた画期的な製品です

 

■絶妙な細口がドリップに最適

カリタ
「細口ポット 0.7ℓ」(5940円)

ハンドドリップに適した細い注ぎ口が特徴的なステンレス製コーヒーポット。美しいデザインの取っ手は、ドリップ時に持ちやすく、微妙に角度を変えた湯量調整もしやすい。傾けてもふたが落ちない構造も、湯を注ぐ際にさりげなく役立つ。

【殿堂入りのポイント】

絶妙な細口がドリップに最適

定番的なポットですが、最近自分でコーヒーをドリップする人が増え、その完成された形状がまた注目されています

 

■エコでヘルシーなセラミック製

グリーンパン
「ウッドビー セラミックノンスティック フライパン 26cm」(実勢価格7000円前後)

セラミックコーティングを内外に施すことで、少ない油でも食材がこびりつきにくく、汚れや傷も付きにくいという利便性を実現。全体の熱伝導性が高い上、底面に独自のアルミ素材を採用し、IH調理器でも効率よく加熱できる。

【殿堂入りのポイント】

IH対応で熱源を問わず活躍

従来のノンスティック加工製品と違い、過熱時に化学物質が出ない面でも注目されています。使いやすさも抜群です

 

■80年の歴史を持つ定番ツール

ツヴィリング
「クラシック料理バサミ」(1万6200円)

1938年に生まれた料理バサミのロングセラーモデル。食材を切るだけでなく、栓を抜く、缶やネジ蓋を開けるなど、幅広い使い方に対応する。鍛造と硬化処理により、刃先の切れ味や強度が長く続くところも特徴。

【殿堂入りのポイント】

意外な万能ぶりが調理で活躍

料理バサミの大定番。なじみがない人も多いようですが、魚の骨を切ったり、瓶の蓋を開けたりと、何かと役に立つツールです

【次ページ】キッチンツールはさりげないところで進化している

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