目利きたちが伝えたいクールな家電<後編>【選ばれる"デザイン”家電】

<吉崎真矢さんが選んだ“デザイン”家電>

▼GENEVA「Touring XS」

「圧倒的なデザイン性と優れた音質を兼ね備え、低音がしっかり効いたパワフルなサウンドのスピーカー。また男なら惚れてしまう無骨でミニマルなデザインは、部屋に置くだけでカッコいい!」と太鼓判を押す。「バッテリー内蔵で、フル充電なら約20時間再生できるのも嬉しいですね」(実勢価格:1万9000円前後)

▼マランツ「PM-17SA」

「中~高音域のクリアでバランスの取れた音質と、音像が目の前に浮かぶような解像度の高さに惹かれて10分で購入決定」したアンプ。彼がレコードでよく聴くという70‘sのソウル~ジャズとも相性が良く、シャンパンゴールドのボディにほんのり浮かび上がるブルーの光も◎(※販売終了)

▼ゼロバイゼロ「Kvel」

もともとは友人へのプレゼントだったが、使用しているのを見てつい自分も欲しくなったというLEDライト。「音に合わせて、LEDがロウソクの自然な揺らめきを演出してくれるので、安全性もバッチリ。本体部分はスティック状なので使用するグラスによって光の形状も変化し、楽しみ方も広がります」(価格:1万3824円)

■可能な限りシンプルで、できるだけ他人が使っていないモノがイイですね

「自分がそれを使うことで生活が良くなることがリアルに想像できるか、長く使えるか、機能とデザインの両立がなされているか、またプロダクトにストーリーがあるか」というのが、吉崎さんのモノ選びの基準。

そして今回の選者の中では、もっとも家電業界に近い彼が選んだ3点については「機能が多過ぎると使いにくいケースがあるので、可能な限りシンプルで、できるだけ他人が使っていないモノを選びました」という。

そんな玄人目線の音響系とLEDライトがコチラ。「いくら本体のデザインが良くても、他の部分が残念な場合が多いので、最低限の機能性やディティールへのこだわりがあるかは必ずチェックします」。さすがその道のプロだけあって細部まで余念がない。

蔦屋家電エンタープライズ商品企画部商品調達Unit Leader・吉崎真矢さん
アート&テクノロジーを軸にさまざまなライフスタイルを提案し、最先端の技術を駆使した製品からクラシックなデザインまで幅広く取り揃える蔦屋家電にて、商品仕入れ統括を担当。

 

本記事の内容はGoodsPress7月号124-125ページに掲載されています

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(取材・文/トミー 富永俊朗)

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