すべて3万円未満!満足度◎なスティック掃除機4選【2018夏 安くて良いもの主義】

■便利なモップ付きの1台3役モデルで部屋中くまなく一気に掃除

アイリスオーヤマ
「KIC-SLDCP5 極細軽量 スティッククリーナー」(実勢価格:2万8000円前後)

内部でサイクロン気流を発生させるヘッドと高出力モーターにより、強力にゴミを吸引する紙パック式クリーナー。スティック、ハンディの使い分けに加え、静電モップが付属し、掃除機を使いながら棚などの埃も取れる。

●稼働時間:最大約30分
●充電時間:約3時間
●付属ノズル:すき間ノズル
●サイズ:W22.4×H104.3×D16.3cm
●重量:1.4kg

▲“ほこり感知センサー ”を搭載し、ゴミや埃の量に応じて、自動で運転パワーを調節。省電力で効率よく掃除できる

▲静電モップについた埃は、充電スタンド下部に差し込みながら掃除機で吸引して除去。先端を交換せずに何度も使用できる

 

【神原サリーさんオススメポイント】

モップの細かな使い方まで工夫されていて便利です
本体にモップが装着されていて、床以外の気になるところをサッときれいにできるのがいいですね。モップのホコリを充電台に立てかけた掃除機でうまく吸い取ってくれる仕組みも◎。ハンディの時はやや持ちにくいのが気になります。

 

■握りやすいグリップで狭い場所でもラクラク方向転換

東芝
「VC-WL100」(実勢価格:1万9900円前後)

ラウンド形状のハンドルを採用し、方向転換などの動作がスムーズ。手首をひねるだけでヘッドがグリップと連動して左右約90度に旋回し、狭い場所なども軽々と掃除できる。ダストカップは丸ごと水洗い可能だ。

●稼働時間:最大約32分
●充電時間:約5.5時間
●付属ノズル:すき間ノズル、ハンディ縦横ブラシ
●サイズ:W26.4×H108×D18.7cm
●重量:約2.7kg

▲充電台の設置面積が小さいため、ちょっとしたスペースにも置きやすい。2種類のノズルを収納できるところも便利

▲ハンディユニットは1.4kgと軽量。こちらもが持ちやすいラウンド形状のグリップを採用し、スムーズに扱える

【神原サリーさんオススメポイント】

ハンディユニットの取り回しの良さは抜群です
付属のブラシ付きアタッチメントが縦にも横にも取り付けられ使いやすい。ハンディとして使う場面の多い人には特にお勧めできます。アタッチメントを充電台に収納できるのも便利ですね。

 

■軽い力で使える自走式ヘッドで掃除がスムーズに

日立
「PV-BE200」(実勢価格:2万1000円前後)

ブラシの回転で前進する自走式ヘッドを採用し、軽い力でスムーズに動かせるモデル。吸い込んだゴミはサイクロンの力で圧縮し、ゴミ捨ての回数を軽減する。ブラシやダストケースは水洗いに対応。ヘッドにLEDライトを内蔵。

▲ハンディタイプとして使う際は本体から素早く取り外せるので便利。単体での吸引に加え、2種類のノズルも利用できる

▲ハンドル部分はワンタ ッチで折り畳むことが可能。上に棚があるような高さがない場所にも収納できる

【神原サリーさんオススメポイント】

自走式ヘッドならではの軽い操作感を重視する人向けです
自走感があってパワフルさを感じる点では男性的な1台。ゴミが捨てやすいのも魅力です。高さのないところにも収納できるので、「掃除機を出しっぱなしにしたくない」人にもお勧めです。

 

■細部まで考え抜かれた機能で、掃除のストレスを大幅軽減

エレクトロラックス
「エルゴラピード・リチウム カラーポップ」(実勢価格:1万7000円前後)

人間工学に基づいた低重心スタイルを特徴とするカラフルなモデル。手首にかかる負担は500㎖のペットボトル1本分程度で軽く扱える。ヘッドの可動域が広く、狭い場所や家具の下なども掃除しやすい。先端にはLEDライトを内蔵する。

●稼働時間:最大約20分
●充電時間:約4時間
●付属ノズル:すき間ノズル、ブラシノズル
●サイズ:W27.8×H111×D21.8cm
●重量:約2.4kg

▲ハンディユニットは本体からワンタッチで取り外し可能。すき間掃除に役立つ2種類のノズルを利用できる

▲ヘッドに絡まった毛をカットする機能(右)や机などに立てかけやすいフック(左)、自立構造など細かな工夫が多い

【神原サリーさんオススメポイント】

重さを感じにくいので女性にも向いている1台
コードレススティック掃除機のパイオニアだけあり、手に持った時の馴染み感や手首をひねるだけでヘッドがなめらかに回転できる点など、バランスよく作られています。

 

■スティック掃除機は1台で2役3役活躍できる

最新のコードレスタイプのスティック掃除機は、手軽さはそのままに従来よりも吸引力が高くなり、実用性がアップしている。しかし、ここ2、3年ほどはバリエーションが急増していて、価格の幅も拡大。どのモデルを選べばいいか頭を悩ましている人もいるのではないだろうか。

多彩な選択肢がある中で注目したいのは、3万円以下で購入できる多機能モデルだ。数千円クラスのモデルもかなり多いが、毎日の使用でストレスを感じさせない操作性と、1台で床から家具のすき間、棚の上まで掃除できる利便性を重視。家電+ライフスタイルプロデューサーの神原サリーさんも、この価格帯の製品について「細かな使い勝手を考えているモデルが多い」と見ている。

「スティックとハンディで使い分けできるのは当然ですが、それぞれの形態での使いやすさを追求したものや、プラスαの機能を備えたものが増えています。グリップの形状や角度、自立設計など、細かな工夫も加えられていますね」

本体に収納できる静電モップや2WAYで使えるノズルなど、付属品に特徴を持たせたモデルも目立つ。いずれもさり気ない工夫ではあるが、毎日使うとなるとその便利さを身にしみて実感できるはずだ。

「持ちやすい重量バランスも大切なポイントです。特に女性も使う場合は、ハンドルを持った時の軽さやヘッドを方向転換する際のスムーズさにも注目するといいでしょう」

1台で2役や3役として活用でき、操作性に優れたモデルであれば、部屋中の掃除がスムーズ。使うたびにお買い得な掃除機だと実感できるだろう。

 

家電+ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさん

新聞社勤務、フリーライターを経て、顧客視点アドバイザー&家電コンシェルジュとして独立。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、家電分野を中心に幅広い媒体での執筆や商品企画等を手がけている。

 

本記事の内容はGoodsPress8.9月合併号26-27ページに掲載されています

 

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(取材・文/高橋智 写真/田口陽介)

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