最高品質を追求するGANZO、革モノづくりの精神と誠心【CRAFTSMANSHIP】

【一流レザープロダクトをその手に -信頼の技術と極上の素材が生むGANZO最新レザーアイテム-】

ガンゾの革モノづくりの現場を覗いたことで、そこから生み出されるプロダクトにも興味津々となった読者諸氏のために、今すぐ入手可能な最新コレクションもご紹介! 今回は3種類の革素材にフォーカスして、各々の魅力に迫っていく。

■コードバン

馬の尻部分の革を指し、堅牢さと透明感のある艶、使い込むことで生まれる独特の光沢が特徴。ガンゾでは、手間のかかるアニリン染めを施したレーデルオガワのコードバンを使用している。

ガンゾのアイテムが世界最高水準のレザープロダクトと呼ばれる理由のひとつ、それがコードバン。元の状態から刷り出して磨くという工程を必要とすることから “革のダイヤモンド” とも喩えられるが、ひとつ違う部分がある。

ダイヤモンドの魅力は、キズつかず変わることなく、永遠の輝きとも謳われる不変性。しかしコードバンは使い込むことで、キズもついたりするものの、徐々に透明感が増していき極上のエイジングを楽しめるようになる。そう、一緒に過ごした時間で、持ち主と共に成長していくという点こそが大きな違い。変化のなかにこそ美しい輝きは宿るのである。

▼使い込むほどに増していく、美しき艶とアジ

▲(左)「小銭入れ付きコンパクト札入れ」(右)「長財布」

CORDOVAN LUCIDA
「長財布」(9万7200円)

小銭に紙幣、カードとすべてをコレひとつに収めたいという声に応えて登場。コインポケットのファスナーを見えづらい低い位置に取り付けることで、ビズスタイルにもマッチする上品な顔立ちとなった。

CORDVAN BOX
「小銭入れ付きコンパクト札入れ」(4万8600円)

コンパクトサイズながら紙幣やカードも6枚収納可。コインポケット部分はボックス型で視認性も高く、手のひらで収まるサイズ感でパンツのポケットに収まるのも嬉しい限りだ。

■7QS-H

食用としても名高い飛騨牛を、素材、裁断、すき、縫製、へり返し、磨き、仕上げの7工程において上質を追求して仕上げたオリジナルレザー。しっかりとした厚みがありアジが楽しめる。

一口に「牛革」といっても品質はピンキリ。もっとも上質とされているカーフは生後6カ月以内の子牛の革だが、この7QS-Hシリーズで使われているのはなんと、世界中の美食家の間でも人気の高い飛騨牛! しかしなぜ食用牛の革を?と疑問符が浮かぶが、このトートバッグのプレミアムな佇まいを見れば、しっかり厚みがあってアジのある表情の良さは一目瞭然。

素材選びから仕上げまで、熟練の職人の手による7つの工程を経て仕上げられた高級黒毛和牛。使い込むに従って、果たしてどんな経年変化の味わいが楽しめるのか? あっ、考えただけでヨダレが…。

▼高級黒毛和牛を使って仕上げた最上級のジャパン・レザー

 

トートバッグ(9万5040円)

定番ジップトートバッグに長さ調整可能なショルダーストラップを装備し、ハンドル持ちと肩掛けの2WAY対応。内側にジップポケットを備え、名刺入れや手帳などを仕分けて収納出来る。

 

■牛革

国産のカーフをタンニンで鞣し、染料で染め上げた上からグレージングをかけて、透明感と美しい艶を表現。丁寧に手作業で揉んでいるため、コントラストのある色への経年変化が味わえる。

全てが最高品質に仕上げられたガンゾのアイテム。とりわけ繊細な質感を誇る牛革(カーフレザー)を用いた財布には、ジェントルマンのアイテムとしての細やかな配慮が随所に見て取れる。その最たる部分が “薄さ” へのコダワリだ。ビズシーンを想定した際に気を付けるべきは、ポケットに収納した際に起こり得るスーツの型崩れ。

だがコチラだったら、しっかりカード段やコインポケットを備えながらも、膨らむことなく見た目はすっきり。“出来るオトコは、常にスマートであるべき”。そんな大人の美学が反映された逸品をお探しとあらば、本シリーズをお勧めしたい。

▼ビズで活躍するその秘密は薄さに対する強いコダワリ

▲(左)「二つ折り財布」(右)「長財布」

GLAZING CALF
「二つ折り財布」(4万3200円)

札仕切りやコインポケットの仕切りを排し、スリムで収まりの良いシルエットを追求したふたつ折り。コインポケットはフラップ付きスナップボタン仕様なので、小銭がかさ張らず収納可能。

GLAZING CALF
「長財布」(4万6440円)

ボディにカーフレザーを用いたことで、ともすればボリュームが出がちな長財布でも、中身を入れた際の表情はすっきり。また札入れやカード段の使いやすさという点においてもポイントは高い。

>> 【特集】CRAFTMANSHIP

本記事の内容はGoodsPress4月40-43ページに掲載されています

 


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(構成・取材・文/TOMMY  写真/江藤義典 会田秀人)

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