道なき道も駆け抜ける!タフさが自慢のクロカン四駆 5選

1. トヨタ ランドクルーザー

1989年に登場した80系以降、ランドクルーザーはラグジュアリーさが高められ、現行型の200系はプレミアム性を高めた本革やドアミラーの足元照明、18スピーカーのプレミアムサウンドシステムなどが奢られます。

しかし本質は1951年に登場したトヨタジープBJ型から続く本物志向のヘビーデューティーなクロスカントリーモデルであること。歴代の開発主査には「ランクルは地球上最後に残るクルマであると認識して開発に臨むべし」という言葉が受け継がれていると言います。

屈強なラダーフレームに載せられるエンジンは、最高出力234kW(318ps)、最大トルク460N・m(46.9kg-m)を発生する4.6L V8ガソリンエンジン。

4WDにはロック、ロック&ダート、モーグル、ルーズロック、マッド&サンドという5つのモードであらゆるオフロードを力強く走ることができるマルチテレインセレクトを装備。また、上級グレードのZXには手元のスイッチで車高を上げてオフロードでの走破力を高める車高調整機能も備わります。

ライバルメーカーから新しいオフローダーが登場しても、常に世界中の人々から選ばれる。ランドクルーザーはまさに“キング・オブ・クロカン”と言えるでしょう。

 

2. スズキ ジムニー/ジムニーシエラ

ホープ自動車のホープスターON型4WDの製造権を買い取って1970年に登場したジムニー。ラダーフレーム構造、FRベースで機械式副変速機を備えるパートタイム式4WDシステム、リジットアクスルサスペンションなど、クロスオーバータイプが主流となった現代でもプロの道具として圧倒的な悪路走破性を支える構造を頑なに守り続ける、硬派な軽クロカンです。

2018年にデビューした現行型は、原点回帰した直線的なボディデザインが特徴で、ボディカラーも山岳部で目立つもの、逆に目立たない色など、職種ごとの用途に合わせた全12色を設定(ツートーンカラーを含む)。

軽自動車のジムニーは圧倒的な軽さを武器に、他のクロカン4WDが入っていけないような山間部の急なラフロードもスイスイ登っていく実力を秘めています。

ジムニーシエラは軽のジムニーのボディにオーバーフェンダーを装着。ジムニーよりもトレッド幅が大きくなったことで高速安定性が向上しています。エンジンも75kW(102ps)/130N・m(13.3kg-m)を発生する1.5L直4になり、余裕を持った走りが可能になりました。

どちらもデビューから現在まで長期の納車待ちが続いていますが、待つだけの価値があるモデルです。

 

3. トヨタ ハイラックス

ハイラックスは1968年にデビューしたピックアップトラックですが、クロスオーバーモデルを軽く凌駕するほどの性能が与えられたヘビーデューティーな一台です。

日本では2004年に登場した7代目が発売されず、また現行型がデビューした2015年時点でも発売されず、2017年にようやく発売が始まりました。そこには、6代目を乗り続けるプロフェッショナルたちからの「ハイラックスの代わりになるクルマがない。お願いだから新しいものを出してくれ」という切実な要望があったそうです。

ラダーフレーム構造に手元のダイヤルで切り替えるパートタイム方式の4WDシステムを搭載。岩石路などでは後輪左右を直結するリアデフロックが威力を発揮します。エンジンは最高出力110kW(150ps)/400N・m(40.8kg-m)を発生する2.4L直4ディーゼルターボを搭載しています。

ピックアップトラックなので荷台はオープン状態ですが、SUV的に使いたい人向けにTRDからキャノピーも発売されています。

 

4. ジープ ラングラー

アメリカの荒野を颯爽と走るイメージがあるジープ。その歴史は1940年に誕生した軽量偵察車、WILLYS QUADにまで遡ります。翌年にはWILLYS MBが登場。これがラングラーへと繋がります。

現行型ラングラーは2018年10月に日本に導入されました。エンジンルームを開けるとエアインテークなどがかなり高い位置に配置されているのがわかります。これは762mmという最大渡河性能を達成するための処理。そして屈強なラダーフレーム構造で岩石路などを物ともしない走破性を実現。また悪路走行時に車両底部に配置されたトランスミッション、トランスファーケース、フューエルタンクなどを岩などから守るスキッドプレートも備わります。

エンジンは2L直4ターボと3.6L V6を用意。ボディは3ドアと5ドアがラインナップ。

ラングラーは圧倒的なオフロード性能が魅力ですが、一方でオンロード走行は苦手としていました。しかし現行型はそこを改善。乗り心地が劇的に改善され、高速道路などでも余裕を持って運転できます。

他の輸入SUVに比べると価格が手頃で、またファッションの親和性が高いことから、他のクルマに比べて若いユーザーが多いのが特徴。インポーターであるFCAジャパンによると、購入者で最も多いのは30代だと言います。その人気の高さから中古車相場もかなり高めで推移しています。

 

5. メルセデス・ベンツ Gクラス

NATO軍が採用する軍用車両を民生用にアレンジ。1981年にゲレンデヴァーゲンとして登場したW460型が、Gクラスの元祖です。

1990年にW463型へとスイッチし、2018年に現在のW463型へと生まれ変わりました。デザインはW460以来続くGならではの雰囲気を踏襲し、コードもW463のままですが、中身はスペアタイヤカバー、ドアハンドル、サンバイザー、ヘッドライトウォッシャー以外、全て新しくなっています。

Gクラスというと芸能人やスポーツ選手などが多く乗っているイメージがあり、どこかナンパな雰囲気を感じる人もいるはず。しかしその中身は本物!

オーストリアにあるGクラス専用のオフロードテストコースで鍛えられた4WD性能、フロント/センター/リアにディファアレンシャルロックを備え、また、しっかり動くサスペンションが凸凹の道でも路面をしっかりとらえるので、岩石路のような過酷な地形でも安定して前に進んでいけます。

屈強なラダーフレームの上に載るボディに高強度・超高強度スチールやアルミニウムを多用してとことん軽量化し、オフロード走行での安定性とオンロード走行での快適性を両立。

インパネのディスプレイにはカメラが捉えた映像やシステムコントロールだけでなく、勾配や横方向の傾き、舵角、方位など、オフロード走行に必要な情報が表示されます。

もちろんインテリアの仕立てや乗り味はメルセデス・ベンツらしい上質なものに。1192万円〜(G350d)と価格はかなり高いですが、それに見合う満足感を得られるはずです。

 


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文/高橋 満<ブリッジマン>

高橋 満|求人誌、中古車雑誌の編集部を経て、1999年からフリーの編集者/ライターとして活動。自動車、音楽、アウトドアなどジャンルを問わず執筆。人物インタビューも得意としている。コンテンツ制作会社「ブリッジマン」の代表として、さまざまな企業のPRも担当。

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