アウトドアシーンで活躍するフィールド系ナイフ5選

1. 火熾しできるフルタングナイフ

マルチツール“スイスアーミーナイフ”で有名なビクトリノックス。総合刃物メーカーだからこそ、代名詞のマルチツール以外にもさまざまなナイフを発売しています。この「アウトドア マスター L」は、ブレードが刃先からハンドル部分まである、いわゆる“フルタング”と呼ばれる強靭な構造なので、薪を小割にするといった用途としても使えます。さらに刃先にかけてカーブを描くドロップポイント形状で、細かい作業にも向いています。そしてシース(鞘)にはファイヤースターターが付属していて、火熾しできるなど、1本であらゆることをこなしてくれるフィールド用ナイフです。

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2. 刃が折れないオルファのフィールド用ナイフ

オルファといえば、カッターナイフのメジャーブランドです。ブランド名が“折る刃”から来ていることからも分かるように、なまって切れなくなった部分をポキポキ折れるカッターナイフが有名ですが、実は今年、アウトドア用ナイフブランドを立ち上げました。その名も「OLFA WORKS」。その第1弾のラインナップに加わったナイフの1つが「フィールドナイフ」。見た目や構造は折る刃式カッターナイフとそっくりですが、こちらの刃は折れません。その分、頑丈で、さらに波刃になっています。刃自体は薄いので、固いモノを切るというよりはロープを切ったりきのこ狩りなどに向いています。

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3. 自作キットで世界に1つだけのナイフを作る

相棒となるナイフこそ自分で作ってみたいという人には、老舗工具刃物メーカー・神沢鉄鋼のナイフブランドFEDECAから出ている「It's my knife Folding Easy ステンレス」という手もあります。さすがに刃を自作は無理ですが、刃とハンドル部分がバラバラになっていて、木製のハンドル材を削ったり塗ったりして自分好みに仕上げられる簡易手作りキットです。ナイフは折りたたみ構造で、刃には日立金属のブランド鋼“銀紙3号”というステンレス鋼が使われています。

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4. 刃からハンドルまで1枚のステンレス鋼

金属加工の街として有名な新潟県・燕三条地区で長年、刃物製品を作り続ける富田刃物が生み出したのが、これまでに見たこともない形状のアウトドアナイフ「フルメタル陸刀」です。刃からハンドルまで1枚のステンレスで作られていて、硬いステンレス鋼を丸く曲げることでハンドルにしています。しかも刃の部分は3mmという分厚さ。薪から固い食材まで余裕で切れます。ちなみにハンドル部分は厚さが2mmと、1枚のステンレス鋼の厚みを変え、さらに高い曲げ加工技術により、きれいな円形のハンドルに仕立てられています。先日クラウドファンディングでの支援は終了しましたが、今後市販も予定しているとのこと。気になる人はチェックしてみてください。

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5. 小さくても使いやすいと重宝する

刃物の刃渡りをすべて使い切るシーンは実は意外と少なかったりします。例えばロープを切る時はほんの数cmあればOKですよね。薪は斧があるし、ナイフはちょっと切るだけでいいというのであれば、携帯性や使い勝手の良さの方が重要だったりします。であれば、長年刃物を作り続けるナルビーの「ポータブルナイフ」のようなタイプがいいかもしれません。折りたたみ式で、たたむと約9cm。重さもわずか105g。ハンドルにはラバーが付いていてしっかりと握れる点も特徴です。またハンドルにはクリップが付いているので、ウエアに引っ掛けておけるので、どこいった?ということもありません。実はこの手のナイフが一番使い勝手が良かったりするんですよね。

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<文/&GP>

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