文字盤上でキス!?まるで舞台のような「ヴァン クリーフ&アーペル」

■深夜時と昼の時、一日に度だけ恋人たちが橋の上でキスを交わす

ヴァン クリーフ&アーペル
「ミッドナイト ポン デ ザムルー ウォッチ」(1346万4000円)

舞台はパリの夜。きらめく星空の下、セーヌ河にかかる橋。そこで落ち合い、また離れる男女の恋人たちの姿をレトログラード(往復運動) 機構で表現しながら、ふたりの位置で時刻を表示する。物語と時刻表示を巧みに両立した、ロマンティックでファンタジックな腕時計。ケース径42mm、自動巻き、ホワイトゴールドケース、3気圧防水

▲昼の景色を描いたレディスモデル「レディアーペル ポン デ ザムルー ジュール ウォッチ」(1478万4000円)

▲女性は1時間ごとに着実に、男性は60分ごとに行き戻りしながら、時の経過と共にふたりは次第に近づき、最後にキスをする。そして終わるとふたりはそれぞれ橋の端に戻る

■ロマンティックな物語を文字盤で再現

オートマタ(からくり機構)とは昔の時計師たちが、顧客である王侯貴族のリクエストに応じて作った、遊び心のある楽しいメカニズム。 世界トップのハイジュエラーとして独自性のあるウォッチを製作するヴァンクリーフ&アーペルは、「ポエティックコンプリケーション(詩的な複雑時計)」というコレクションで、彼らの精神と技術を継承。優雅な物語を表現する機械式時計を創造してきた。

このモデルは2010年に登場したレディスモデルのメンズ版。文字盤左側のパラソルをさした女性の針が左から右に動いて「時」を、右側の花を持った男性の針が右から左に動いて「分」を、それぞれの位置で表示する。

そして昼と夜の12時になると、男女の針は橋の中央で近づき、そして1分間だけキスを交わす。なおこのロマンティックなキスシーンはケース左下のボタンを押すことでいつでも好きなときに「上演」できる。これほど優雅なオートマタウォッチは他にない。

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※2020年12月6日発売「GoodsPress」1.2月合併号掲載記事をもとに構成しています

<企画・執筆・編集/渋谷ヤスヒト>

 

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