機械式時計の未来を“先取り”した「グランドセイコー メカニカルハイビート36000 SLGH003」

■あらゆる意味で“世界最先端”の新世代・機械式ムーブメントを搭載

グランドセイコー
「メカニカルハイビート 36000 80Hours SLGH003」(110万円 世界1000本限定)

世界限定100本で発売されたイエローゴールドケースモデルに続き、2020年12月に発売された、新世代・機械式ムーブメント「キャリバー9SA5」搭載限定モデル第2弾。文字盤には「グランドセイコーブルー」、そして赤い秒針を採用したスポーティなテイストも魅力。ケース径40mm、SSケース&ブレスレット、10気圧防水。

▲キャリバー9SA5ゼロから新設計された新世代・機械式ムーブメント。心臓部に採用された革新機構「デュアルインパルス脱進機」(左)と「グランドセイコーフリースプラング」(右)は精度も耐久性も世界トップクラス。パワーリザーブ約80時間も魅力

 

■世界も驚く革新的な設計思想とメカニズムを生み出したグランドセイコー

グランドセイコーは1960年、当時世界を制覇していたスイス製腕時計に負けない、それを超えた精度や品質、信頼性を持つ腕時計を作るという高い志から生まれた腕時計。1960年代末には世界トップレベルの精度と信頼性、独自の美しさを持つ日本最高峰の機械式腕時計に成長した。

だが、セイコー自身が開発したクォーツ式のブームの中、残念ながら1970年代半ばに生産が中止され姿を消す。その後、1988年にクォーツモデルとして復活。さらに1998年には機械式モデル、2004年には機械式とクォーツ式の長所を兼ね備えた独自のスプリングドライブムーブメントを搭載したモデルが登場。2010年からは海外でも本格展開され世界中で支持されている。

初代誕生から60周年を記念して2020年に登場した「メカニカルハイビート36000 SLGH003」は、従来の機械式ムーブメントとは違う、機械式時計の未来を先取りした新型機械式ムーブメントを搭載した記念限定モデル。世界に誇れる最高の日本製腕時計だ。

▲セイコーは1881年に服部金太郎氏が創業した服部時計店に始まる

▲1892年に精工舎を設立し、掛け時計の製造を開始。そして1895年には最初の懐中時計「タイムキーパー」が誕生する

▲1960年12月発売の「グランドセイコー」初代。開発製造を担当したのは当時の諏訪精工舎(現セイコーエプソン)。精度ではすでにスイスのクロノメーター規格に準拠していた

▲グランドセイコー機械式モデルの組立は、岩手県雫石町にある盛岡セイコー工業の雫石高級時計工房内に2020年7月にオープンした「グランドセイコースタジオ 雫石」で行われている

▲設計を担当したのは建築家の隈研吾氏

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※2020年12月6日発売「GoodsPress」1.2月合併号掲載記事をもとに構成しています

<企画・執筆・編集/渋谷ヤスヒト>

 

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