自宅で“コソ練”できる本格ウインドシンセサイザー4選【趣味時間最強ベストギア】

【趣味時間最強ベストギア】

自宅で過ごす時間が多くなって以降、楽器に対する関心が高まっている。中でも周囲に気兼ねなく演奏を楽しめるのが電子楽器だ。普段から演奏に慣れている人にも、これから楽器を始める人にもコッソリ練習するのにもピッタリ! 音楽の趣味を満喫しよう。

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5万人以上が登録しているYouTubeチャンネル「荒川マナの気まマナさっくす」を運営し、サックスの演奏や吹き比べの動画などが人気の荒川マナさん。昨年のコロナ禍以降、自宅で過ごす時間を利用して、サックスに近い電子楽器・ウインドシンセサイザーを本格的に演奏し始めたという。

「大きな特徴は息を吹けば音がすぐに出ること。リアルの楽器のサックスに必要な“音を出す”ステップを飛び越えて、運指の練習から始められます」

ここ数年、ウインドシンセサイザーの進化が目覚ましく、最新モデルはPCと接続しなくても単体で音が鳴り、より気軽に演奏できるものも多いそうだ。

「代表的なモデルとしてはAKAI Professional『EWI Solo』とローランド『Aerophone』シリーズが挙げられます。いずれも豊富な内蔵音色を気軽に演奏して楽しめるのが特徴です」

このほかにも昨年末にはヤマハの「デジタルサックス YDS-150」というサックスの電子楽器版も登場している。

「吹き口、キーの位置、真ちゅう製のベル(音の出る先端のパーツ)などがリアルな楽器に近く、内蔵音源はサックスに特化したものばかり。サックスの代わりとして自宅演奏用にピッタリです。こうした特徴をふまえて選ぶようにしましょう」

サックス奏者
荒川マナさん

昭和音楽大学の管弦打楽器指導者コースを卒業。第31回アジア国際音楽コンサートでは審査員特別賞を受賞した。現在はオンラインレッスンを開講中。詳細はYouTubeチャンネル「荒川マナの気まマナさっくす」にて

 

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