味や使い勝手にプラスαを加えた自動調理鍋6選【GoodsPress Award 2021】

■味や使い勝手にプラスαを加えた自動調理鍋が続々と登場

ここ数年で一気にラインナップが増えた自動調理鍋。特に2020年からは家で過ごす時間が増えたこともあり、人気の調理家電となっている。そんな中で登場した最新モデルは、単に手軽なだけでなく、機種ごとの個性が明確になってきた印象だ。

自動調理鍋の分野は、幅広いメーカーが参入し、実に多彩な顔ぶれとなっているが、最近目を引くのが独自の機能や使い勝手をアピールするモデル。神原さんも「個性がはっきりしてきた」と見ている。

「かき混ぜユニットを搭載したり、パック調理に対応したりするなど、各社が独自の機能で差別化を図ってきた印象です。自動調理鍋は1台で何役もこなせることもあり、機種ごとの細かな違いがわかりにくかったのですが、得意とする機能が明確になることで選びやすくなってきたのではないでしょうか」

価格帯も1万円前後から7万円ほどまで幅広くなり、予算に応じて選ぶこともできるが、やはり重視したいのは調理機能の内容。自分が作りたいメニューは圧力調理が向いているのか、それとも無水調理なのかといった観点が大事になってくる。

また、部品の洗いやすさなど、細かな使い勝手を工夫したモデルも目立つ。基本的に便利な家電ではあるが、細部にまでこだわった2021年モデルなら、より満足度が高いだろう。

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
自動調理鍋部門

★応用力バツグン賞★

■パック調理から料理の保存まで気が利く機能が充実!

パック調理対応という他にない機能が目を引く1台。週末などに準備して保存しておき、平日は簡単に調理するといった使い方ができます。ホーロー鍋が単体で使えるところも特徴です(神原さん)

象印マホービン
「STAN.自動調理なべ EL-KA23」(実勢価格:3万3000円前後)

簡単操作でカレーや煮物などを作れる自動調理鍋。ジッパー付きの食品保存袋を使うパック料理機能を搭載。最大12時間前から予約・保温可能で、朝に材料をセットして帰宅後に完成させるという使い方にも対応する。無水調理や温め直し機能も搭載。最大料理容量2.3L。

▲内鍋は蓄熱性が高い厚さ2mmのホーロー製。直火に対応するので、単体でも調理できる

▲普段の洗い物は内ぶた、ホーロー鍋、つゆ受けの3点のみ。片付けの手間も軽減できる

▲パック調理は対応する袋にカットした食材などを入れ、水を入れた鍋で加熱していく仕組み

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
自動調理鍋部門

★自分好みにアップデート賞★

■アプリで調理の幅を広げていく新機軸のキッチン家電

スマホでメニューを検索して献立を考えられるという、今どきの便利な使い方に対応しています。調理できるメニューを増やせていけるところも便利です(神原さん)

パナソニック
「IHジャー炊飯器 ライス&クッカー SR-UNX101」(実勢価格:5万円前後)

専用アプリと連携することで、シンプル機能から購入後に自分仕様にアップデートできるIoT炊飯器。調理メニューも充実していて、調理専用プログラムでは食材の温度変化を検知して、適切な火加減と時間で調理を行なう。炊飯容量5.5合。

▲アプリによるアップデートでは、その年の米の作柄に合わせた炊飯方法の調整や、煮込み料理等のレシピ追加に対応する

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
自動調理鍋部門

★自動調理の最先端賞★

■人気モデルが調理機能も使い勝手もさらに進化

AIoT機能のひとつに、使いこなしのヒントを教えてくれるものがあり、多彩な機能を徐々に使いこなせるようになります。サイズがコンパクトになったのもうれしい進化です(神原さん)

シャープ
「水なし自動調理鍋 ヘルシオ ホットクック KN-HW24G」(実勢価格:7万7000円前後)

メニューごとに火加減を調整し、最適なタイミングでかき混ぜる電気調理鍋の最新モデル。かき混ぜ工程が進化し、独自のAIoTサービスとの連動で調理できるメニューが増加。従来モデルより本体の幅が小さくなり、設置の自由度が高まった。容量2.4L。

▲かき混ぜを行う「まぜ技ユニット」の最大回転速度が約2倍になり、ホイップクリームなども作れるようになった

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
自動調理鍋部門

★健康と美味しさを両立賞★

■糖質カット炊飯だけでなく多彩な調理にも対応

煮込み調理では88°C前後で加熱して味をしっかりしみ込ませるなど、炊飯だけでなく調理機能も優秀です。蒸し料理にも対応し、ヘルシーな調理に興味がある人にお勧めです(神原さん)

レコルト
「ヘルシーライスクッカー」(1万5400円)

ごはんの糖質を最大約1/3カットする炊飯器。糖質カットごはんは1.5合まで、通常のごはんは3.5合まで炊ける。煮込みなどの調理機能も充実。くびれた形状の内釜で米を対流させて釜底の熱を全体に伝えるため、通常の白米や炊き込みごはんもおいしく炊ける。

▲玄米やおかゆ、蒸し料理や煮込み料理、デザート作りにも対応。27メニューを掲載したレシピブックが付属する

 

GoodsPress Award 2021
BEST HIT OF THE YEAR
自動調理鍋部門

★ヘルシーメニュー充実賞★

■本格料理も健康的なメニューもボタンひとつで簡単調理

内蔵する自動メニューが108種類とかなり豊富で、グリル鍋としても使えるなど幅広い用途に対応します。健康メニューが充実しているところも、最近のニーズをよく捉えていますね(神原さん)

アイリスオーヤマ
「電気圧力鍋 3L ヘルシープラス KPC-MA3」(実勢価格:2万4000円前後)

低糖質/高たんぱく質などのヘルシーメニューを搭載した電気圧力鍋。108種類の自動メニューを備え、そのうちヘルシーメニューは52種類。最大12時間の保温ができるほか、手動調理にも対応。ふたを開けてグリル鍋としても使える。満水容量3L、炊飯容量は4合まで。

▲ダイヤルと4つのボタンを備えたシンプルな操作系。ヘルシーメニューは合計カロリーから選ぶこともできる

>> 【特集】GoodsPress Award 2021

※2021年12月6日発売「GoodsPress」1-2月合併号88-91ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/高橋智 写真/湯浅立志(Y2)>

 

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