見て眼福、聞いて耳福!入手困難な「邦楽レコード」名盤5枚【激レア!お宝グッズ調査団】

<こんなモノが高額化傾向!>
内容の良さに反して、発売当時は売れなかったモノや自主制作盤

内容が良くても、売れたレコードは高くならない。タマ数が増えることで供給が需要を上回るため。なので数の少ない自主制作盤は高額化しやすい。

 

■「ジェネラル レコード ストア」高額邦楽レコードランキング

※販売額は取材時のものになります

【1位】世界に通用する日本のロック!最初で最後のソロアルバム

<お宝ポイント>そもそも市場流通数が少なく、過去の入荷もたったの2回のみ

陳信輝
『SHINKI CHEN』(44万円)

パワーハウス/フード・ブレインの陳信輝が1971年に発表したソロアルバム。「ニューロックの金字塔!加部正義、野木信一、柳譲治、ジョン山崎、柳田ヒロら豪華メンツが参加しているのもポイント。過去にウチで取り扱ったのは2回。入荷した時はアガりました」(店長さん)

【2位】時代が早すぎた、伝説の3ピース・ハードロックトリオ

<お宝ポイント>海外の評価も高く、内容もバツグン。さらに状態も良好

SPEED GLUE & SHINKI
『スピード・グルー&シンキ』(36万3000円)

70年代黎明期のジャパニーズ・ロック伝説のギタリスト陳信輝を中心に結成された3ピース・ハードロックトリオの1枚。「ブルージー・ロック全開で叙情的な曲も見られますが、D面のメドレーでは当時まだ貴重だったモーグ・シンセサイザーを多用している点も注目」(店長さん)

【3位】独自の音楽世界を進み続けるオクノ修。幻のファースト

<お宝ポイント>100枚限定の自主制作盤で、現存数も恐らく極少

オクノ修
『オクノ修』(33万円)

現在は京都河原町三条で「六曜社珈琲地下店」を営みながら、音楽活動を続けるオクノ修が、1972年に自主制作した幻の1stアルバム。「これはもう“素晴らしい”の一言。100枚限定でプレスされましたが、当時は売り切ってないと思うので流通数はさらに少ないかと」(店長さん)

【4位】誰もが聴いたことがあろうアノ曲も収録した自主制作盤

<お宝ポイント>貴重な自主制作盤で、制作枚数もたった300枚のみ

ザ・フォーク・クルセイダーズ
「ハレンチ」(27万5000円)

メジャーデビュー前の無名時代に、解散記念で300枚のみ制作された超貴重自主制作盤。「そのユニークな個性は当時、アングラ・フォークと呼ばれ、政治がらみの物議をかもした名曲『イムジン河』も収録。彼らの原点であり、過激かつ鮮烈な印象を放ち続ける名盤です」(店長さん)

【4位】海外でも人気のジャパニーズハードコアバンド

<お宝ポイント>基本的に世界で1つしかない手書きイラスト手作りカバー

EXECUTE
『EXECUTE』(27万5000円)

のちに日本を代表するハードコアパンクバンドとして名を馳せるガスタンクの前身バンドの1stソノシート。「BABY氏の手描きイラストでLEMMY氏が手作りしており、基本的に一つとしても同じモノがないというマニア泣かせの一枚。偽物も多いけど、これは本物です」(店長さん)

 

■過去に販売した洋楽&邦楽レコードの最高額はコレ!

【洋楽部門TOP】幻と謳われた世界初のビートルズ・ベスト盤

<お宝ポイント>お蔵入りになったはずなのに流出したテスト盤

ビートルズ
『The Best Of The Beatles』(150万円)

1964〜65年頃に日本で世界初のビートルズ・ベスト盤として企画されるも、英国EMI本家からNGが出てお蔵入りに。そのテスト盤。「幻の超希少盤!」(店長さん)

 

邦楽部門TOP】これぞジャパニーズブルースロックの金字塔

<お宝ポイント>貴重な帯付き。ジャケットと盤の状態も良好

ブルース・クリエーション
『BLUES CREATION』(66万円)

日本ロック史の草創期において、早くからハードロック・スタイルを取り込んだクリエイションの前身バンドが1969年に発表した1stアルバム。「状態が最高」(店長さん)

※2023年5月6日発売「GoodsPress」6月号78-79ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【激レア!お宝グッズ調査団】

<取材・文/ NOHOHON PRODUCUTION>

 

【関連記事】

◆Bluetoothスピーカーでレコードを!ワイヤレスでも楽しめるオーテクの新作ターンテーブル
◆組み立ても完成後も楽しめる!レコードを自動再生できる蓄音機の木製パズル
◆フォノアンプ内蔵のレコードプレーヤーでアナログ音質を堪能しよう

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする