【安くて良いもの夏ベストバイ】
多彩なラインナップが揃う完全ワイヤレスイヤホン。中でも、NC（ノイズキャンセリング）機能と外音を取り込めるヒアラブル機能を兼ね備えたタイプがおすすめ。厳選した高付加価値モデルと格安モデルの注目機種について、識者のコメントを交えながら紹介しよう。
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「コロナ禍で多くの人々がリモートワークや遠隔コミュニケーションに欠かせないツールとして、ワイヤレスイヤホンを買い求めました。その間にワイヤレスイヤホンは驚くべき進化を遂げています。
ひと昔前のスマホ並に高性能なシステムオンチップ、つまり頭脳を搭載するJBL『TOUR PRO 2』のような3万円を超える多機能モデルが粒揃いです。振動版の技術革新も進み、テクニクスの『EAH-AZ80』に代表されるように、ワイヤレス再生でもハイレゾに迫る高音質が楽しめるイヤホンが増えました」
そう話すのはITジャーナリストの山本敦さん。ノイズキャンセリングやモバイルアプリ連携などの機能は、1〜2万円台の中級モデルが当然のように搭載している状況とのこと。
「Jabra『Elte 4』やJVC『Victor HA-FX150T』は音質と消音性能のバランスが良く、同価格帯の中ではコスパに富んでいます。屋外エクササイズやリモートワークの際に使いやすい、装着したまま外の環境音が自然に取り込める“耳を塞がない”開放型イヤホンも、各メーカーから良質な製品が続々と生まれており、ワイヤレスイヤホンは今、“豊作の時”を迎えているのです」
ITジャーナリスト 山本敦さん
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集や記者職を経てフリーに。ハイレゾやAI・IoTに関わるスマートオーディオをはじめ、4KからVODまで幅広いカテゴリーに造詣が深い
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