大型犬のダイナミズムを受け止める圧倒的な“開放感”と、寄り添い合う日々に安心をもたらす、上質な巣穴のような“包容感”。この邸宅は「彼らとの暮らし」を前提に、すべての設計が組み立てられていた。

藤井 義広さん/美紀さん &ダン 6歳(レオンベルガー) ルアナ 2歳(ゴールデン・レトリーバー)
■House Data
間取り:6LDK
広さ:敷地面積1538.27㎡、延床面積381.43㎡
■リビングから繋がる開放感あふれる庭は、犬と人の幸せをとことん追求した特別空間。
家族団欒を叶えるお気に入りのリビング。上質なつくりのレザーソファは、緊張を解いて心身を休めることができる、愛犬お気に入りの場所。
犬も家族の一員だからこそ、家族の成長や暮らしの変化に合わせて、犬も人も快適に暮らせる住まいを作りたい。群馬県太田市の藤井さん夫婦の住まいは、そんな理想を叶えた2階建ての戸建て注文住宅だ。
大型犬がのびのびと駆け回ることができる、開放的な庭を備え、1階の広々とした43・7帖のLDK(リビングダイニングキッチン)とシームレスに繋がっている。2階にも、⾃然と隣り合わせのバルコニーを備え、犬と暮らすための⼼地良い空間を叶えている。
「今、私たちはレオンベルガーのダンとゴールデン・レトリーバーのルアナとこの家で暮らしています。虹の橋を渡った先住犬もゴールデン・レトリーバーでした。大型犬が昔から本当に大好きなんです」と、ダンとルアナを見つめながら笑顔で話す藤井さん夫婦。
お子さんの巣立ち、ご両親との同居など、暮らし方や家族のカタチが変わるライフステージの転機が重なり、将来を見据えて新たな住まいを建てることを決意した。
かねてより「家を建てるなら、犬と共に幸せに暮らすことができる家を建てたい」という強い想いがあったという藤井さん夫婦。複数のハウスメーカーの情報を収集し、比較検討を重ねた結果選んだのが、『ヘーベルハウス』の注文住宅だった。
「以前、大型犬3頭と家族7人で、那須にある別荘風のリゾートに宿泊しました。室内と広い庭がゆるやかにつながる、開放的でとても⼼地良い空間で、犬が外と内とを自由に行き来して駆け回っているいきいきとした姿に感動して。犬にとって開放的な家に憧れを抱くようになりました」
「そこで、設計の自由度を重視するかたちで、『ヘーベルハウス』の注文住宅を選びました。耐震性・耐久性を考える時、鉄骨とALCコンクリートを使用した構造であることも魅力のひとつでした」と、語る藤井さん夫婦。
■常に傍らで犬と人の幸せを守り続けるロングライフな住まいのカタチ。
元気で活発な性格のダンとルアナは、大好きな芝生でボール遊びに夢中! 家族みんなで一緒に遊ぶ、かけがえのない時間は宝物だ。
こうして始まった、理想の家づくり。夫婦が家づくりで一番こだわったのは、犬と人がのびのびと過ごせる広い庭とリビング。リビングは、鉄骨構造を活かして大きな開口部を構え、開放的でありながらも特別感あるモダンな住まいに仕上げた。
庭には、自然な風合いや柔らかな手触りを楽しむことができる天然芝を採用。天然のクッションで、犬が走ったり、ジャンプした時の関節や足への負担を和らげるとともに、雨上がりの泥汚れや足裏の汚れを軽減できるよう工夫した。
2階に設けたバルコニーは、犬や人が暖かな⽇差しや吹き抜ける⾵を感じることができるよう、⾃然と隣り合わせの半屋外空間に仕上げた。
実際に家の中を案内してもらうと、間取りや床、造作家具など、随所に犬が快適に暮らすことができる工夫が施されており、夫婦の犬への愛情を実感することができる。
愛犬お気に入りの廊下。夫婦の寝室や廊下で寝ることが多いという2頭にとって、寝室とリビングを繋ぐ廊下は、犬と人が寄り添いながら日々を紡ぐ大切な空間だ。
「前の家の床は、犬が滑ってしまい大変でした。大型犬のため股関節への影響を心配していたので、新たな家には、犬が滑りにくい床タイルを採用しました。廊下やドッグルームにエアコンを設置してもらったのも正しい選択でした。夏や冬場など暑さや寒さが厳しい時期に、エアコンがあることで、温度調節が容易になり2頭とも快適に過ごすことができています」
散歩に行く時に“マテ”ができる広い玄関。リードフックや椅子を設置できて、お出かけの準備がしやすい。
「さらに、水回りの多さにも満足しています。1階だけで3箇所も洗面台を備えているので、食事や水やり、散歩の際に素早く使えて便利です」と、犬との楽しい暮らしを謳歌するように語る、藤井さん夫婦。
「ドッグルームを作ってもらったのも大正解でした。おかげで、フードをまとめてストックできるようになり、食事の時間が煩雑にならず、余裕を持って暮らせます」
「テレビの裏に造作した“隠し収納”も気に入っています。犬のお手入れアイテムを、すべて収納することができて機能的でありながら、見た目も美しいのが嬉しいです。とにかく、すべて犬と一緒に暮らすことを前提に設計しました」とも話す。
お子さんの巣立ちをはじめ、ダンやルアナを迎えたことによるライフスタイルの変化も、今ではすっかり藤井さん夫婦の日常に馴染んでいる。
2階に広がるバルコニー。「今後アウトドアリビング風に仕立てて寛ぎたい!」と話す、藤井さん。
2階に広がるバルコニー。「今後アウトドアリビング風に仕立てて寛ぎたい!」と話す、藤井さん。
「実際に住んでみると、リビングから続く庭は広くて開放的で、予想以上に快適です。日当たりも風通しも良くて、自宅で過ごす時間が楽しみになりました。昼間、犬が庭で活発に走り回ってくれるので、お散歩に行けない時も犬のストレスを軽減できていると思います」
「夜、庭のライトをつけて、犬とリラックスしながら夕涼みできるのも嬉しいところです」と、犬との暮らしを心から楽しむ藤井さん夫婦。これから3頭目の犬を迎え入れる計画もあるという。
犬と人が常に寄り添いながら、ありのままの変化を受け入れ、歩み続ける藤井さん家族。互いに幸せな時間を共有し、強い絆で結ばれているのは、犬の目線を取り入れて設計した理想の住まいだからこそ。まさに“開放”と“包容”が溶け合う、家族の愛が詰まった唯一無二の共生空間といえるだろう。
■Things That Makes Us Happy! 犬と暮らす家“こうしてよかった!”
①居住スペースを区切れる専用のドッグルーム!

ドッググッズやドッグフード、洗面用のシンク、犬用の洗濯機などを完備したドッグルーム。室内用の犬小屋やサークルを置かずとも、住居スペースを区切れて多目的に使うことができる。
②季節に合わせて温度調節できるエアコンを完備!

犬の適温は、住んでいる地域や犬種によって異なるため、季節に合わせて温度を調整する必要がある。暑い夏に犬が快適に過ごすことができるよう、廊下とドッグルームにエアコンを設置した。
③散歩後も水やりにも、便利に使える洗面台!

玄関の隣に犬専用の洗面台を設置。散歩から帰ってきた時に、真っ先に汚れを落とすことができて便利。

リビングのキッチン横に専用の洗面台を設置したことで、食事の時間はもちろん、毎日こまめに新鮮な水を与えることができる。
④愛犬お気に入りの場所は快適な廊下!

温度調節のためエアコンをつけてもらった廊下。犬がリラックスして過ごす姿を眺めることができる場所。ライフスタイルに合わせて、自由に間取りを決めることができるのは注文住宅ならでは!
⑤リビングに造作した“隠し収納”スペース

すっきりとシンプルな家を目指してテレビの裏に造作したのが、おしゃれな“隠し収納”スペース。トイレシートや犬のケア用品など必要なものを収納し、いつでも簡単に取り出せる仕組みに。
⑥大型犬も滑りにくいこだわりの床タイル

傷や汚れに強く、抜け毛も気になりにくい、美しさが長持ちする床タイル。大型犬でも滑りにくくて歩きやすいため、犬の身体にかかる負担を軽減できる。夏場にひんやりとするのもポイント!
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協力=旭化成ホームズ
<写真=小澤義人/構成=小出健太郎/文=片岡静香>
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