アメリカの潮流とともに振り返る。HAMILTON ARCHIVES【アメリカンスピリットが息づくハミルトンの名作たち】

創業から130年以上の歴史を持つハミルトン。今でこそ本拠地をスイスに移しているが、長い来歴の半分以上をアメリカで築き、そこで培った “アメリカンスピリット”が現在もなお時計の中に息づいている。今一度その歩みを時代の潮流とともに振り返ってみよう。

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19世紀後半、アメリカは大陸横断鉄道の開通とそれに基づく西部開拓が加熱。目まぐるしく進展する工業化を経て大国へと成長を遂げていた。そんなフロンティアの時代に区切りがついたころ、次はランカスターでハミルトンの歴史が始まる。以降、アメリカ史という長い大河に、ハミルトンは深く密接に関わっていく。

創業初期に手がけていたのは懐中時計。当時から高い精度と技術を有していたハミルトンは鉄道公式時計としてインフラの一端を担っていた。その後米軍へ正式採用されると、ミリタリーウォッチの地位を確立。過酷な環境下でも駆動するタフさと計器としての正確さを誇る“実用時計”を極めた。

時代は進み、WW2後のアメリカでは現代にも続くエンタメ文化が隆盛を迎えると、このアメリカンカルチャーともハミルトンの時計は高い親和性を見出した。アイコニックなタイムピースが続々と登場し、ポップシーンでもその独創性が一世を風靡したのだ。

あるときは鉄道時計として。またあるときはミリタリーウォッチとして、あるいはムービーウォッチとして。時代と場所は変われども、ハミルトンの時計には歴史と背景に裏打ちされた揺るぎない「価値」が、確かに刻まれている。

【次ページ】時計の変遷をアメリカの歴史とともに振り返ります

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