進む円安の影響は時計業界にも大きな影響を及ぼしている。そんな今だからこそ、欲しいのは国産ブランドを中心とした価格以上の価値を持った高品質な腕時計。今回はこの上半期に登場した名作のなかでも、機能・デザイン・背景を評価して「買ってよかった」と満足できる一本を選んだ!
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【ビジカジ部門】
ビジネス時計
スーツや革靴と同様、ビジネスシーンにおける腕時計は身だしなみのひとつとして、その人の印象を左右する重要なピース。ここ最近のトレンドについて、時計ジャーナリストの渋谷さんは次のように語る。
「高級化してきた時計の世界ですが、不安定な世界情勢やラグジュアリーブームの落ち着きなどで、世界的に高級時計の売上は停滞しています。
一方、日本では円安が加速度的に進んだ結果、焦点が当たったのがアフォーダブル、つまり無理しなくても手が届く価格帯の時計です。
個人的にも注目しているのはセイコー アストロンの新作や、オリス スターエディションをはじめとする30万円代から40万円台の腕時計。また、長く使えて飽きの来ないネオ・レトロなデザインの時計も多く登場しており、年代を問わず多方面から支持されていますね」
腕時計は決して安くない買い物だが価格を妥協して買う、というのも違うはず。注目すべきはブランド・コレクションが持つ歴史や加工の技術、新作だからこそ備えた先進的機能などの“本物”たる理由を備えた一本。今だからこそ、価格を越えた価値のあるものを選びたい。
時計&モノジャーナリスト、エディター
渋谷ヤスヒトさん
時計&モノジャーナリストとして世界の時計取材を続ける。日本時計学会、ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ(GPHG)アカデミー会員。
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