【保存版】サバイバルの達人に教わる野営術<火起こし編>

■火口に火をつける

持ち帰ってきた木の枝を、焚き付け(写真左)と薪(写真右。鉛筆よりも太い枝)にわけます。その間に、小枝を細かく折ったものを敷いておきます。ここが火床になるというわけ。多少地面が湿っていても問題なし! 明らかに地面が濡れているような状態であれば、石を敷いてもいいんだそう。

なお、地面を掘る方法もありますが「空気が入りづらいんだ。もし、地面を掘るなら、地面にふたつ穴が見えていて地中でつながっているトンネル型にして、片側の穴から空気がたっぷり入るようにするな」(デイブ)

小枝の上に山盛りの火口を置きます。なお、写真ではわかりづらいのですが、薪の準備や着火時に膝をつくことがあります。そんなときは直接地面に膝をつけず、バックパックや薪を運んだクロスなどを敷いて。「少しの濡れでも体の冷えにつながる。だから、地面の湿気で膝が濡れないようにするんだ」(デイブ)

火口の奥(写真だと手前)に、V型になるよう薪を組みます。風よけとなり、また、手前側からは空気がふんわり入って、上昇気流を作りやすくなるそうです。これで着火の準備はできました。

着火に使うのはモーラナイフのファイヤースターター付きブッシュクラフトナイフ。長めのファイヤースターターとダイヤモンドシャープナー付きで、ビギナーでも着火しやすく、その場で簡易メンテナンスもできるというものです。

デイブはあまりに簡単に着火して写真を撮りそこなったので、生徒さんでファイヤースターターの使い方をご紹介。

利き手(上の写真の場合は左手)にファイヤースターター、反対の手にナイフを持ちます。利き手側の足の甲にナイフの背を下にして固定。ナイフの背にファイヤースターターを当てて勢いよく引きます。足でナイフの位置が固定されるので、火花が飛ぶ方向は何度やってもほぼ同じ。火花が飛ぶ位置が離れすぎていたら足を移動させて調整します。

 

■じっくり火を育てる

火口に火がつき、そのまま放置しておくと、V型の壁を作っている細い小枝にも火がついて少し炎が大きくなります。脇にあった焚き付けは、火の上にかざして乾かしながら使います。

下の炎が20cmくらいの高さになったら、かざしておいた焚き付けをこんもりと載せます。とくに薪の組み方にこだわる必要はありませんが、底にある木が炭状の熾火(おきび)になるまで細い焚き付けだけを加えます。

少しずつ太めの薪を追加して、直径1〜2cmくらいの薪が写真のように熾火となるまでじっくり火を育てます。ここまで、息を吹きかけたり、薪をいじる必要はありません。

ついトングでいじったり、安定する前に太い薪を追加したりしがちですが「炎が安定するまで待つことが大切。ここまでできたら焚き火を放置したまま、もっと太い薪を探しに行っても問題ないんだ」(デイブ)

*  *  *

ファイヤースターターとナイフで火起こしをしていますが、デイブは「ライターやマッチがあるならそれを使えばいいんだ」と言います。ただし、ライターは氷点下になると火が飛ばなくなるし、マッチは濡れてしまうこともあります。ファイヤースターターはそんな悪条件でも安心して使えるので、使い方を知っていて損はありませんね!

*特別に直火の許可をもらっています

 


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(取材・文/大森弘恵 取材協力/モーラナイフジャパン

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