マネしたいテクだらけ!プロモデラーの模型術⑤フィギュア塗装編【グッとくるタイムラプス動画】

■陰影をつけて“マネキン顔”から“人らしい”表情へ

肌色を塗ってしっかり乾燥させた後、茶系のエナメル塗料を使い顔の陰影をつける。「エナメル塗料を直接塗ると下地の色が溶けてしまいます。そのため、缶スプレーのツヤ消しクリアで軽くオーバーコートしてからエナメルを塗装します。缶スプレーはかけすぎないように」(長谷川さん)

タミヤエナメル塗料のXFー10(フラットブラウン)をエナメル溶剤で1対1の割合で希釈。さらにその上澄みだけを使うのがポイント。フィギュアの顔を全体に筆でフラットブラウンを塗布すると、目、鼻、口などの窪んだところに濃い目の塗料が残り、自然な陰影を入れられます。余分な塗料は、めん棒などで拭き取って、表面を整えましょう」(長谷川さん)

 

■ゴーグル(クリアパーツ)の取り付けには専用の接着剤を使用

ヘルメットの塗装が終わったらゴーグルを取り付ける。「取り付けは『Gボンド』などの白濁しないクリアパーツ向きの接着剤を使います。通常の接着材だとプラが白化してしまうからです。なお、極小ゴーグルの取り付けはデザインナイフがお勧めです」(長谷川さん)

接着したゴーグルのフチを黒く塗装する。クリアパーツによる透けて見えるレンズ部分と相まって、その仕上がりは本物のゴーグルのようだ。拳銃のホルスターなど装身具も接着してフィギュアの完成!

 

 

【次ページ】デカール貼付と細部塗装のコツを最後にチェック!

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