新iPhone発売前に知っておきたい「iOS 11」10の進化点

6.Appleマップが走るべき車線も教えてくれる!

運転時に曲がるべき交差点を見逃さないように適切な車線に誘導してくれる、車線案内機能が追加されます。また、世界の主な空港やショッピングセンターの室内マップも表示可能できるようになるので、海外旅行時にも役立ちそうですね。

▲走行中の道路の制限速度も表示される(Appleのウェブページより)

 

7.App Storeが史上最大のリニューアル!

「App Store」のデザインが一新し、「Today」「ゲーム」「App」タブが登場。さらに、エディターチームによる「デイリーストーリー」や「ヒント」「リスト」など、ユーザーのアプリ選びをサポートするコンテンツも追加されます。

▲App Storeに3つのタブが追加される(Appleのウェブページより)

 

8.新たなARコンテンツを楽しめる!

Appleが開発した新しいプラットフォーム「ARKit」は、いきなり世界最大のARのプラットフォームになる見通し。広く公開されるプラットフォームなので、世界中の開発者たちが作ったARコンテンツが続々と登場し、iPhoneの活用の幅を広げてくれそうです。

▲ARKitのウェブページ(https://developer.apple.com/arkit/)

 

9.機種変更時の設定が簡単に!

新たに購入したiPhoneを、これまで使ってきたiPhoneに近づけるだけで、個人設定や環境設定の多くの情報を転送できます。さらに、iCloudキーチェーンのパスワードの多くも安全に読み込まれるとのこと。「全て」ではなく「多くの」と案内されているので、実際に使ってみないと……という部分もありますが、従来より機種変更時のセットアップが楽になるのは間違いないでしょう。

▲iPhoneだけでなく、iPadでも有効(Appleのウェブページより)

 

10.Apple Payで友達間の支払いが可能に!

Walletに登録してあるクレジットカードを使って、メッセージで送金したり、Siriに送金を頼んだりできるようになります。支払いを受けた側は、新しい「Apple Pay Cash」アカウントに入金される仕組みで、それを用いて買い物をしたり、ほかの人に送金したりもできるようになるとのこと。飲み会の参加費の支払い・集金が、iPhoneだけでキャシュレスで行えるようになるかもしれません。

 

追記:iPadの使い勝手は飛躍的に向上!

実はiOS 11の新機能は、iPhoneよりも、むしろiPadにメリットが多いと言われています。たとえば、新たに追加される「Dock」でマルチタスキングがより簡単になったり、PCライクにファイルをドラック&ドロップで動かせるようになったり……。さらに、iPad Proでは、表示しているPDFやスクリーンショットにApple Pencilで注釈を書き込めたり、ロック画面をタップするだけで、すぐにメモを書けたり……。iPadを使っている人は、ぐ〜んと使い勝手が向上することでしょう。

▲メッセージ作成中に写真をドラッグ&ドロップで添付することも可能

▲iPad ProとApple Pencilの連携性が強化され、インスタントメモやインライン描画機能を追加

なおiOS11は、iPhone 5s以降のiPhone、全てのiPad Pro、全てのiPad Air、iPad(第5世代)、iPad mini 2〜4、iPod(第6世代)に対応しています。

 


[関連記事]
iPad Proビジネス活用の基本―iOS 10でもzipファイルが扱える方法

【iPhone標準機能】iOS 10「3D Touch」でロック画面からメッセージに返信できる!

そろそろ慣れた?iOS 10のお役立ちテクニック5選


(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする

関連するキーワード