ブームの“ジン”が煎茶とコラボ! おいしさの決めてはシャープの蓄冷技術にアリ

■おいしい煎茶は氷点下抽出がポイント

カネ十農園は、100年上の歴史を持つ静岡県の茶農園です。今回のプロジェクトは、以前、シャープの社内ベンチャーである「TEKION LAB」と石井酒造が限定醸造する純米吟醸酒「雪どけ酒 冬単衣(ふゆひとえ)」とのコラボに端を発します。このプロジェクトの存在を知った、カネ十農園側からシャープにアプローチしたのが最初だったのだとか。

今回のプロジェクトのために用意されたのは、「カネ十煎茶」と「柚子煎茶」の2種類の茶葉。カネ十煎茶は、棒茶、茶葉、粉茶をそれぞれ最適な条件で焙煎したあとで、再び3つを混ぜたもの。柚子煎茶は、独自の製法でカフェインを低減したローカフェイン煎茶に、乾燥した静岡産の柚子とフレッシュなレモングラスを配合しています。

おいしい煎茶を入れるのに欠かせないのが抽出時の温度調整です。煎茶は氷出しで抽出すると旨みを引き立たせられると言われています。しかし、氷が溶けると味が薄くなり、味や見た目が劣化してしまうのです。

そこで役立つのが、シャープの「蓄冷材料」を使用した「TEKION LAB保冷バッグ」。これは、シャープがテレビやパソコンの液晶研究で培った技術をベースに開発した「蓄冷材料」を活用したものとなっており、マイナス24℃からプラス28℃までの温度領域で特定の温度に蓄冷できるそう。

日本酒のときはマイナス2℃にキープできることを謳っていましたが、今回の保冷バッグは「氷点下の温度帯をキープできる」(シャープ広報)ようになっているのだとか。低温にキープすることで鮮度が保たれ、一定時間、きれいな緑色の芳醇な味わいの煎茶ジンが楽しめます。

▲お茶をイメージした緑色の保冷バッグ。なかに保冷剤をセットして使う

 

■12種類のボタニカルを使用した「スター・オブ・ボンベイ」

今回のプロジェクトは、ジンありのセットとジンなしのセットが選べます。ジンありのセットで同梱されるのが、バカルディの「スター・オブ・ボンベイ」です。

こちらは2015年に発売されたジンで、イギリスをはじめ限られた国でのみ販売・展開されている高級路線のジン。10種類のコアボタニカルと2種類のボタニカルを使用し、雑味のないクリアな味わいを実現する「ヴェイパー・インフュージョン製法」を採用するなど、原料や製法にこだわって作られているのが特徴です。

煎茶をアルコールと組み合わせることで、より利用シーンが広がるのではないかとMakuake側が提案し、今回はこのプレミアムなジンを使うことが決まったそうです。

【次ページ】煎茶とジンのカクテルをいざ試飲!

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