混んでる時間帯でもサクサクとネットが楽しめます

▲「Aterm WG1200HP3」

まず「“IPv6 IPoE”って何?」というあなたに簡単に説明を。通信が不安定になる原因のひとつとして指摘されているのが、現在普及しているインターネット通信方式「IPv4」での利用者の増大。IPv4ではインターネットに接続するためにプロバイダーを経由し認証される仕組みになっていますが、使用する時間帯によっては回線が混み合い、速度が遅くなってしまうのです。

この問題を解決するものとして登場したのが最新のインターネット接続方式・IPv6 IPoE。IPv4とは異なる通信経路を使用してインターネットに接続することで、高速通信を可能にしています。ただし高速化にはユーザー側と接続先サイトの双方にIPv6対応環境が必要。いくらユーザー側がIPv6で接続しても、接続先サイトがIPv4対応であれば高速化は期待できません。

YouTubeやNetflixなどIPv6対応コンテンツも増えていますが、まだまだIPv4対応のサイトが多いのも現実。これを解決すべく開発されたのが、IPv6同様のネットワークを介することで高速化を実現するIPv4 over IPv6技術というわけです。

▲「Aterm WG1900HP2」

このIPv6 IPoEおよびIPv4 over IPv6に対応するのが、今回NECより発表されたAtermシリーズ最新モデル。2ストリームの「Aterm WG1200HP3」、3ストリームの「Aterm WG1900HP2」、4ストリームの「Aterm WG2600HP3」(以上すべてオープンプライス)の3機種がそろって登場。

▲「Aterm WG2600HP3」

いずれのモデルも無線回路・無線制御の設計を見直した “ハイパワーシステム” を採用、一定の電波強度以上のエリアを従来モデル比で最大約21%拡大しています。さらに最上位機種にあたる「WG2600HP3」ではアンテナ性能を向上させた “ワイドレンジアンテナ” を採用することで、業界最速更新となる実効スループット約1430Mbpsを実現。端末の利用場所に関わらず、安定した通信を可能にしています。

さらに今回発表の3機種は、NEC独自の技術「IPv6 High Speed」に対応、10月に予定するファームウェアアップデートにより通常のIPv6を凌ぐ高速通信を実現できるそう。IPv6への乗り換え検討中なら、ぜひチェックしておきたいところ。

発売日は「WG1200HP3」が6月7日、「WG1900HP2」「WG2600HP3」が7月5日を予定。

>> NEC Aterm Station

 


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(文/&GP編集部)

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