サポートスーツが腰への負担を軽減。重い荷物でもラクラク運べます

「S字の力」を開発・製造するのは、創業50年を迎える福島県の株式会社富樫縫製。「鉄以外なんでも縫えます」をモットーとする同社ですが、ある大雪の日に雪かきをしていた社長が、元々患ってた腰痛もあってか雪が重くて持ち上げられずに自分のパワーの衰えを感じ、「よし、自分が欲しいと思うパワーアシストスーツを作ろう!」と閃いたのがきっかけだそう。

そして、福島大学・福島県ハイテクプラザとの産学官共同研究で、背中のカーブに対してどのような形状が荷重軽減になるのか何度も試作や実験を重ね、同社がこれまで培ってきたノウハウ・技術を集結してできたのが「S字の力」です。

特徴は、特許も取得した画期的な構造。背骨を挟んでS字型に湾曲した2本の板を内蔵することで、荷物などを持つために屈んでも背骨の動きを邪魔せず、また背中のS字カーブ板に反発力が働くので、背中や腰などにかかる負担を軽減します。腰への負担が約7.4kg軽減するデータも取得しているそうです。

この板は、変形可能で軽くて割れない素材でなければならないため、カーボン(炭素繊維)を採用。このカーボン板で、上体を支え持ち上げて背中や腰を保護しながら重い荷物を持つことができます。
カーボン板を取り外せば水洗いができるので、汗をかく作業後に丸洗いして、いつでも清潔に保つことができるのが嬉しい点です。

カラーはブラックのみで、サイズはS、M、L、LLの4種類を用意。どれも3万8800円です。この季節にも身体を張って頑張る皆さん、このパワーアシストスーツをぜひお試しあれ。

>>  富樫縫製

 


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(文/&GP編集部)

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