自動折り畳みなのに軽い!これならバッグに入れておけます

2016年設立のスタートアップ企業ながら、すでに76社と取引をしている傘のOEM専門メーカー・アンベル。自動開閉折り畳み傘「VERYKAL」は、そんなアンベルが世界最軽量級を目指して開発したオリジナルプロダクトです。

▲ワンタッチで自動開閉

自動開閉の傘は便利な反面、開閉させる機構が複雑な分、どうしても重くなってしまいますが、「VERYKAL」はなんとわずか164gという軽さを実現。これは、自動開閉でない一般的な折り畳み傘(通常200〜300gほど)やiPhone XR(約200g)に比べても軽い、バナナ一本分程度の重さだそうです。

そのヒミツは、フレームの構造にあります。

3段に折れ曲がる構造の傘骨の親骨部分のうち2段に、航空機にも使われる軽量かつタフなカーボンファイバーを採用。また、ワンタッチ傘は、動力として傘の中心の棒であるシャフト内部に細長いスプリングを必要としますが、「VERYKAL」では、そのスプリングとともにシャフト自体を細く改良したそう。

さらに、耐衝撃性に強いABS樹脂製でハンドルを従来よりも小型化。こういった工夫によって驚異の軽さを実現しているのです。

これだけ軽いとなると、気になるのは耐久性。傘は一般的に軽量化をすれば強度が下がってしまいます。そこで「VERYKAL」は軽さと強度、耐久性のベストなバランスを追求。耐風テストを繰り返し行い、風速12m/sまで耐えられる丈夫なフレーム構造を実現しました。風速10m以上風速15m未満の風は、「風に向かって歩きにくくなり、傘がさせない風」と定義される強さの風なので、普段使うには十分な強度だといえます。

もうひとつ注目したいのが傘の生地です。

ストッキングに使われているものと同じ太さの糸で15デニールという薄さに織り上げたポリエステル100%の生地は、パラシュートの生地を製造する手法を応用しているためかなりタフ。この生地に、同社が独自開発したナノクラスの細かい微粒子のはっ水剤によるコーティング「EASY DRY」を施し、強力で劣化しにくい撥水効果を備えています。

親骨の長さは大人でも十分な大きさの54cmで、折り畳み時は26cmとコンパクト。開いて使う際も閉じて持ち歩く際もストレスのないプロダクトです。

この「VERYKAL」は、11月20日現在クラウドファンディング・Makuakeにてプロジェクトを掲載中。1本4675円から支援を受け付けています。カラーバリエーションも10色を用意しているので、好みのものを見つけられるのでは。

>> Makuake

 


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(文/&GP編集部)

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