カメラ性能はデジタル一眼級!? 5Gにも対応した「Xperia 1 II」

■デジタル一眼カメラ「α」で培った技術を採り入れた「Xperia 1 II」

フラッグシップのXperia 1 IIは、昨年発売された「Xperia 1」の後継モデルです。前モデルと同じく、縦横比が21:9の4Kディスプレイを搭載。背面にも、前モデルと同じくトリプルカメラが搭載されていますが、さらに被写界深度や3D情報を取得する「3D iToFセンサー」というものが追加されました。

▲サイズは166×72×7.9mmで、重さは181g。プロセッサーは「Snapdragon 865 5G」で、RAMは8GBのハイエンドモデル

トリプルカメラは超広角(16mm/F2.2/12メガピクセル)+広角(24mm/F1.7/12メガピクセル)+望遠(70mm/F2.4/12メガピクセル)という構成。Xperia 1では望遠カメラの焦点距離は52mmでしたが、Xperia 1 IIは70mmなので、光学3倍相当で撮影できます。

▲カメラの搭載位置は左上に。上から超広角、望遠、3D iToF、標準レンズの順に並ぶ

Xperia 1 IIには、ソニーのデジタル一眼カメラ「α」で培った技術が導入され、それが他メーカーのスマホカメラに対するアドバンテージとなっています。たとえば、1秒間にAF/AEを60回演算でき、1秒20コマの高速連写を実現しています。これはスマホのカメラでは世界初。前モデルから継承されたソニー独自の「瞳AF」は、人物だけでなく、素早く動く動物の目にも対応。じっとしてくれないペットの顔にも簡単にピントを合わせられそうです。

▲最高1秒20コマの高速連写が可能

▲人物や動物の瞳にピントを合わせて、素早い動きにも追従する

レンズには、その性能が世界的に評価されている「ZEISS(ツァイス)レンズ」を採用。メインで使う広角カメラの画像センサーは、1/1.7インチの大型デュアルピクセルセンサーで、暗所での撮影性能も向上しているとのこと。

デジタル一眼カメラの感覚で、細かい撮影設定ができる「Photography Pro」という機能も追加されました。αに近い操作性で、撮影モード、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスなどを手動で設定できるというもの。Xperiaのカメラは「コンデジを超えた!」と言われることが多いのですが、Xperia 1 IIは、遂に「デジタル一眼の領域に入ってきた!」と言えそうです。

▲映画のような動画を撮影できる「Cinematography Pro」は、風の雑音を除去するなど、細かい機能進化が図られている

ほかにも、3.5mmイヤホンジャックとフロントステレオスピーカーを搭載し、音楽再生機能もグレードアップ。一般的なヘッドホンでも、音に包まれるような「360 Reality Audio」を楽しめて、ストリーミングサービスやワイヤレスイヤホンでもハイレゾ相当の音質で聴ける「DSEE Ultimate」にも対応しています。

▲上部にイヤホンジャックを搭載

▲フロントステレオピーカーは、音圧を増加し、低音域を拡大するなどの音質向上が図られている

▲側面の電源ボタンは指紋センサーを兼ねる

もちろん5G対応ですから、高速通信でサブスクリプションの音楽や映画、オンラインゲームなども快適に楽しめるはずです。カラバリはBlack、Purple、Whiteの3色。Purpleはミラー仕上げの新色なので、店頭に並んだ際には、ぜひチェックしてみてください。

▲カラバリは3色。ただし、発売する国・地域・事業者で採用される色が変わる可能性がある

▲Purpleは周囲のものが映るミラー調の仕上げ

 

【次ページ】ミドルレンジモデルも日本で発売に

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