カメラ性能はデジタル一眼級!? 5Gにも対応した「Xperia 1 II」

■海外で好評だったミドルレンジの後継モデル「Xperia 10 II」も登場

Xperia 10 IIは、5Gには対応しない4G LTE対応のミドルレンジモデルです。昨年以降、Xperiaシリーズは数字でグレードを表していて、日本ではXperia 1、5、8がリリースされました。Xperia 10は日本では発売されなかったのですが、その後継機にあたるXperia 10 IIは、日本発売が予告されました。

▲Xperia 10 IIは、プロセッサーがSnapdragon 665で、RAMが4GBのミドルレンジ仕様

6.0インチの有機ELディスプレイを搭載。縦横比は21:9で、解像度がフルHD+。Xperia 1 IIのディスプレイは「シネマワイドディスプレイ」と名付けられていますが、Xperia 10 IIは単なる「ワイドディスプレイ」で、グレードを落としたものが採用されています。

カメラはトリプルカメラで超広角(16mm/8メガピクセル)+広角(26mm/12メガピクセル)+望遠(52mm/8メガピクセル)と、やはりXperia 1 IIよりは低めのスペックで、瞳AFにも対応していません。されど、そこはXperiaのカメラです。被写体を認識して最適な設定が自動で行われる機能を備え、ポートレートや夜景もきれいに撮れることを期待できそうです。

▲背面パネルはツルツルの質感で、トリプルカメラを搭載

そしてXperia 10 IIの最大の魅力は、持ちやすさ。サイズは157×69×8.2mmで、重さはなんと151g。手にして、すぐに実感できる軽さでした。しかし、3600mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池持ちに心配はなく、防水・防塵にもしっかり対応しています。カラバリはBlack。White、Mint、Blueの4色。価格は発表されていませんが、コスパを重視する人に人気を集めるモデルになるでしょう。

▲独立したイヤホンジャックを搭載

▲カラバリは4色から選べる

 

■ミリ波にも対応する5Gモデル「Xperia PRO」も開発中

今春から商用サービスが始まる5G(第5世代移動通信システム)には、「Sub6(サブシックス)」と呼ばれる6GHz未満の周波数帯と、「ミリ波」と呼ばれる28GHz帯など高い周波数帯が使われます。Xperia 1 IIには、Sub6を受信できるアンテナが搭載されていますが、Sub6とミリ波の両方を受信できるモデルも開発されています。

「Xperia PRO」は、Xperia 1 IIをベースとして、ミリ波を受信する4方向アンテナを搭載。USB接続だけでなく、HDMI接続に対応するなど、プロフェッショナル向けの仕様になるようです。

▲ディスプレイやカメラの性能はXperia 1と同じだが、通信性能と拡張性が上回る

プロ向けの撮影機器に接続して、モニターとして使い、撮影した映像を5Gで伝送できるわけです。5G時代ならではの使い方を提案するスマホになりそうですね。なお、Xperia PROの発売地域、時期、価格は全て未定です。

>> ソニーモバイル

 


[関連記事]
シャープの5Gスマホは8Kビデオを撮ってシェアできる!

auが独占販売! 折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip」を触ってみた!

カメラ最強「Galaxy S20」シリーズは全機種5G対応!



(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする