目指せキーボードソムリエ!? PC用キーボードの深遠なる世界を味わえる変態的ガジェット誕生

メンブレンキーボードは、キーの下にメンブレンシートスイッチというものが敷かれています。キーが押されるごとにシートに付いたラバーカップが押され、接点が接触し入力を検知します。ノートPCをはじめ薄型のキーボードはほぼこちらのタイプで、安価に製造できますが、耐久性は低く、経年劣化で弾力が失われ押し込みづらくなり、また一部だけ交換ということができず、故障すると交換するしかなくなります。

一方のメカニカルタイプは、キーひとつひとつが個別のスイッチになっているため、数多くのスイッチが必要になる分、高価になるのですが、故障した際も故障したスイッチのみを交換が可能で、メンテナンスをきちんとすれば長期間使えます。そして最大の特徴が、その打鍵感。スイッチ内の板バネが接点になっていて、押すごとに板バネが戻って接点が接触し入力を検知します。その際、キーを戻すためのバネの反発が心地良い打鍵感を生み、一度メカニカルキーボードに慣れてしまうと、もうこれでないとダメという人も多いほど小気味好さが味わえます。

そんなメカニカルスイッチを71種類(+1)も搭載したのが「72キー搭載メカニカルスイッチテスター」。CherryMXシリーズ、Gateron、Kailh、ZealPCなど有名メーカーのスイッチが8×9列でズラリと並んでいます。各メーカーのスイッチも、実は打鍵感の違いでいくつも種類があり、それらを網羅。

キートップには、たとえば「Cherry Red」のようにスイッチの種類が書かれています。何度も押しまくり感触を覚えて、メカニカルスイッチソムリエを目指すという使い方もあり?(笑)

台座はアクリル製のしっかりしたものなので、キーの押下感を妨げないのもポイントです。キーキャップ抜きも付属するので、キーキャップを外してスイッチを直接押すもよし、全て取り付けてカチャカチャ楽しむもよし。1台で各種スイッチの感触を確かめられるので、好みを見つけやすいかも。

また、メカニカルキーボードは押下時の独特な音も特徴なので、ただカチャカチャやるだけでもプチプチ感覚で気持ちいいかも。入力にこだわる人は選ぶことが多いメカニカルキーボードの打鍵感を堪能できる、ちょっと、いやかなり変わったガジェットです。

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(文/&GP編集部)

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