強くて防水で2人用なのにたったの430g!これぞウルトラライトなテントです

ノルウェー発祥・北欧育ちのbonfusは、ULギアに特化したガレージブランド。本国ノルウェーをはじめスウェーデンやフィンランド、アイスランド、デンマークなど北欧諸国を中心に、世界12カ国以上の登山家やキャンパー、プロロードレーサーに愛用されているブランドです。

日本初上陸となった「Middus 2P」は、その名の通り大人2名での使用を目安としたコンパクトなワンポールシェルター。設営時サイズは幅285cm×奥行き203cm×高さ138-143cm、テントの端に行けば行くほど狭くなるワンポールの特徴を計算に入れても、ソロ用としては余裕のあるサイズ感ですが、なにより驚くのは430gという抜群の軽さ! 500mlのペットボトル1本より軽いうえに、収納すれば幅19×奥行き15×高さ12cmまで小さくなるから、特に装備を極限まで減らしたい登山やツーリングにはうってつけの選択肢です。

驚きの軽さの秘密は、世界最強とも呼ばれる繊維素材・ダイニーマを用いた“ダイニーマ コンポジットファブリック”。世界最軽量級の軽さと薄さながら、その強度は鉄や銅の約15倍(!)、スーパー繊維とも称される“アラミド繊維(ケプラー)”の1.4倍とも言われます。固い地面やゴツゴツした岩場で強く擦るようなことがあっても、スレや破れの心配はまず無用。

さらに驚くべきは20,000mmという高い耐水圧。密度の高い超高分子量ポリエチレンは水を吸収しない疎水性を備え、さらに表面にUV加工を施したことにより、一切の水分を通さない極めて高い防水性を実現しています。

またダイニーマは化学的に安定性が高く、紫外線にも劣化しにくいという長所も併せ持ちます。一般的なPUコーティングと違い加水分解の可能性が低く、さらに耐薬品性が極めて高いため、劣化の不安なく長く使えるのは大きなメリット。湿気に強く乾きもいいので、使用後のメンテナンスも簡単です。

構造そのものはシンプルですが本体上部にはベンチレーションを備えており、前後ドアにはメッシュ付きのスクリーンや、開口部を開けたままにできる専用トグルも装備。室内の熱を逃さず外からの冷気をシャットダウンする独自構造のおかげで、寒い季節なら雪中キャンプ、暑い夏には紫外線を防ぐシェルターとしてオールシーズン使用可能。本来山岳用ギアではありますが、登山に限らずさまざまなシーンで活躍してくれそうです。

テント本体のほかに専用収納袋やミニラインロック、12mのガイラインとリペア用テープ、また初回特典としてカーボン製のポールを付属。ただしペグとインナーテントは別途用意する必要があります。

>> bonfus

<文/&GP>

 

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