おいおいマジか!鋼の錬金術師“アルの鎧”を鋳造メーカーがガチで作ったって!

この「アルの鎧」、手がけたのは広島県福山市に本社をおく精密鋳造メーカー・キャステム。本来は航空宇宙や医療分野などに関わる精密部品製造を手がけている企業です。

「そんなマジメそうな会社がなんでまた…」と思いきや、同社では長年の精密部品鋳造で培った技術を生かして趣味性の高い個人向け商品も展開しており、かつてはあの『キン肉マン』のロビンマスクを同じく1/1スケールで鋳造して話題になったことも。

二次元モチーフの立体化には、作り手自身の解釈やデフォルメが加えられるのが一般的で、それこそが造形する側の個性やセンスの見せどころでもあるわけですが、今回の3D化にあたっては“アル”を完璧な姿で再現するために、あえて一切のデフォルメを拒み、作中設定にひたすら忠実となるようデジタル3Dデータ化。完成した鎧は圧巻の完成度、表面の質感や鈍い輝きも実にリアルです。

サイズは幅30cm×奥行き41cm×高さ30cm。思わず装着してみたくなる大きさですが、目と髪の部分をのぞく全て部分をステンレス鋼で作ったフルメタル仕様ゆえ、本体重量もたっぷり11kgというボリューム感。製造元からも「観賞用のオブジェとしてご使用ください」とのコメントが添えられている点にはどうかご留意のほどを。

なおこの鎧は職人がひとつひとつ作り上げるフルハンドメイドの完全受注生産品で、完成品の納品までにはオーダーから約3ヶ月ほどかかるとのこと。現在キャステム直販サイト・IRON FACTORY、同 楽天市場店ならびにebayにて予約受付中。

さらにキャステム直営店舗「meta mate 誠品生活」(コレド室町テラス2F)では実機を展示中、驚異の再現性を自身の目で確認できるとのこと。これはファンならずとも、一見の価値ありですよ!

>> IRON FACTORY

<文/&GP>

 

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