ブラウンの名作電卓 ET55 幻の「ホワイト」復刻

中でも、1981年に発売されたブラウンの液晶電卓「ET55」は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にも収蔵されるほど、多くの人に愛され続けている。今回復刻されるのは、1983年に世界でたった5,000台程しか生産をされなかった「白」モデル。希少価値が高く、オークションでは高値がつく幻の電卓だけに、復刻を望む声も多く、30年の時を経て、ついに復活を遂げることとなった。

復刻版の「BNE001WH」は、ET55の後継モデルであるET66をベースにしている。人が指先で使うことを前提として、長時間の打鍵も苦にならないクッション性のあるボタンは、見やすさまで考慮された配色。机以外の場所での使用を想定したプロテクトカバーは持ち運びに適している。実用性と耐久性を兼ね揃えたこの合理的なデザインは、まさにBRAUNのデザインの形であり、ラムスの定義する「グッド・デザイン」の骨頂であると言える。販売価格は、6,480円。3月25日より発売。

(文/編集部)

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする