“美人モード”が進化!ASUS「ZenFone Selfie 」日本発売に期待

インカメラはなんと1300万画素!

「ZenFone Selfie」の最大の特徴は、1300万画素のインカメラと2色LEDフラッシュを搭載する点。フロントにもLEDフラッシュを配することで、顔をより明るく写せるようになった。F値は2.2の広角レンズを搭載するほか、HDR撮影や140度のパノラマセルフィーなどにも対応する。

外側カメラはインカメラよりもやや高性能で、レーザーで被写体との距離を瞬時に計測する「レーザーオートフォーカス」に対応するほか、F値2.0のレンズが採用されている。

この日のイベントでは、ASUSのデザインセンター ディレクターのジェン・チュアン氏(やはり女性!)が登壇して端末のコンセプトを解説し、「自分自身を表現するスマートフォン」として、本機を披露した。


「ZenFone 2」と同様のGlacier Gray、Sheer Gold、Glamour Redに加え、Pure White、Chic Pink、Aqua Blueのポップなカラーを展開しているのも、女性ユーザーやスマホのライトユーザーを意識してのことだろう。

手に持った際の背面の質感が高く、プラスチック製でありながら手触りは金属のよう。5.5インチで質量は170gという筐体は決してコンパクトではないが、あまり重いという印象は受けなかった。

「美人モード」が進化!
ZenFone 2にも採用されている「美人モード」は、本機にも踏襲。

インカメラに切り替えた際に肌の色の補正や目の大きさ、輪郭の補正などを調整できるこの機能は、自撮りをするときに絶大な威力を発揮する。効果はリアルタイムで確認しながら撮影できるので、“盛りすぎ”を防ぐこともできる(気がする)。

筆者はZenFone 2でもこの機能を愛用しており、ビューティー度合を10段階中の10に設定すると、シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでにタイムラグが生じることが不満だった。しかし、ZenFone Selfieではそういったタイムラグはほぼなく、押したタイミングできちんと撮影できた。

肌の色や目の大きさを変えることに抵抗がある男性でも、「輪郭がシャープになる」と聞けば、ちょっと気になるのでは?“ほどよくいい感じ”に撮れるこの機能は男性にもオススメだ。

スタンド付き背面カバーにも注目!
オプションで用意される自立スタンド付き背面カバーの存在も、この端末が気になる理由のひとつだ。

自撮り棒というブームもあったが、あれを持ち歩くのは結構面倒だった。
この背面カバーのようにスマホが自立すれば、荷物が減るうえに、撮影の幅も広がるだろう。


もちろん“自撮り”だけでなく、基本的なスペックもかなり満足のいく仕上がりだ。
5.5インチフルHDディスプレイ、Qualcomm Snapdragon 615 64bitオクタコアCPU、メインメモリは2GBと3GBのモデルが揃う。
ストレージ容量は16GBと32GBの2種類で、microSDカードスロットも搭載する。

ASUS担当者によれば、日本発売は前向きに検討しているものの、現時点では未定とのこと。「自撮りって楽しい!」と思わせてくれる「ZenFone Selfie」。
いまから日本上陸が待ち遠しい限りだ。

(文/今西絢美)

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